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【今日の一言メモ】・・・羮に懲りて膾を吹くような真似をしないよう、痛そうなことも命の危険がないかぎり経験してみる

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さて、「今日の一言メモ」第527回です。

「羮に懲りて膾を吹く」

「羮に懲りて膾を吹く」(あつものにこりてなますをふく)とは、前の失敗に懲りて、度を越して用心深くなることの例えです。

熱い吸い物で口をやけどした者が、なますのような冷たい料理も吹いて冷ますという意味からこう言われるようになりました。

多くの場合、なにもそこまで用心深くなる必要はないのに、というあざけりの気持ちを込めて使います。

「羹」とは、野菜や魚肉を入れて作る、熱い吸い物のこと。「膾」とは、現在は酢などで味付けをした冷たい和え物のことですが、そもそもは獣や魚の肉を細かく切った肉のことだそうです。

『楚辞・九章』には、「羹に懲りて膾を吹くように、用心深く身の安否を顧みよ」という意味で使われています。

度を越した用心はいかがなものか

経験上、冷たい麺類を食べるときに、条件反射でついフーフーしてしまったことはあります。誰も見ていないのに、なんとも恥ずかしい思いをしました。

まあ、そんな勘違いはいいとして、物事にあまり用心するのはいかがなものでしょうか。「石橋を叩いて渡る」のはいいとしても「石橋を叩いて壊す」ことがあったら、それは行き過ぎでしょう。

これは悪くすると痛そうだな、というものであっても、実際の痛みを経験しなければ学習効果はありません。命をなくしたり全財産を失うような危険がないのであれば、試してみる価値はありそうです。

特に、年齢を重ねてくるとそうしたリスクを冒すことに臆病になってきます。臆病なままだと、何事も事なかれ主義に陥ってきます。そして、保守的に保守的に生きる道を選んでしまいがちです。

というわけで、羮に懲りて膾を吹くような真似をしないよう、自戒を込めてこの記事を書いてみました。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!

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(2020.9.10記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
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