さて、「今日の一言メモ」第534回です。
「創業は易く守成は難し」
「創業は易く守成は難し」とは、新しく事業を興すことよりも、その事業を受け継いで守り続けていくことのほうが難しいという意味です。
何事であっても、物事を新しく始めることは容易だが、すでに出来上がっている事を引き継いで、衰えないように守っていくことは難しいということですね。
唐の時代の次の故事に基づくそうです。
太宗が側近に「帝王の業は創業と守成と、どちらが難しいか」と尋ねたときに、房玄齢は「創業が難しい」、魏徴は「守成が難しい」と答えた。それに対して太宗が「創業の難事は過去のこと。今は守成の難事にあたろう」と答えた。
国家を建設することよりも、それを維持することのほうが難しいという意からこう言われるようになりました。
毎日の習慣を定着させたいなら、ばかばかしいほど小さなことを目標にする
何かを達成したいと夢を描く人が10,000人いたら
それを実行に移す人は100人
継続する人はその中のたった1人
と言われています。
ことほどさように意志を継続して持ち続け、行動していくことは難しいものです。なので、たいそうなことを目標に掲げず小さなことをコツコツ続けることが良いと思います。
毎日、腹筋を50回するぞ!と宣言しても、まず続かないでしょう。そうではなく、毎日1回は腹筋をしよう、と呟いて力まず淡々と始めればきっと続きます。なにせ1回でいいのですから。
気分が乗れば、5回でも10回でも、それこそ50回でもすればいいのですが、最低1回すればよし、と決めることで続けるハードルは思いっきり低くなります。
僕の読書習慣は、毎朝2ページ読むことです。2ページならば1〜2分程度で終わります。もちろん時間があって面白い内容であれば30分、1時間読み続けることもあります。この習慣はもう3年近く続いています。
以前、朝の6分間読書を習慣にしたのですが、これは200日ちょっとで途切れてしまいました。6分間の時間をとれない日が来てしまったのです。
ばかばかしいほど小さな習慣を続けてみる、お勧めです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.9.17記)