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さて、「今日の一言メモ」第563回です。
「隔靴掻痒」
「隔靴掻痒」(かっかそうよう)とは、物事が思うようにいかず、もどかしい様子を指しています。靴を履いたまま痒いところを掻くという意味からこう言われています。
中国宋代に編まれた仏教書『無門関・序』に「棒をふるって月を打ち、靴を隔てて痒きを掻く」とあるのに基づくそうです。
ストレスを感じるあの時、この時
世の中、そううまく自分の思い通りには運びません。それがストレスを溜める原因になります。
そうした時に感じるのは、欲求不満をもつ、フラストレーションがたまる、じれったくなる、歯痒くなる、もどかしくなる等々の感情です。いずれも隔靴掻痒を分かりやすく表した言葉です。
一度ストレスを感じると、それは結構長く居続けます。
前向きのストレスで追い出す
ストレスを感じても「死ぬこと以外はかすり傷さ、ふふん」とやり過ごせる人はいいですが、なかなかそうはいきませんよね。
元総理の小泉純一郎氏のストレス解消法は、次の通りだそうです。
新しいストレスが来ると古いストレスを忘れてしまう。これが私のストレス解消法。
これは結構有効です。それも新しいストレスを前向きなものにするといいです。例えば、日頃の人間関係にストレスを感じているとします。そうしたストレスはずるずる引きずってしまいがちです。
そんな時は、新たなチャレンジに取り組みます。趣味の世界でも、身体を鍛えることでもなんでもいいと思います。チャレンジですから、当初はうまくいかなかったり、負荷がかかったりと相当なストレスがかかるでしょう。でも、それは前向きのストレスです。
この新たなストレスに向き合っているうちに、古いストレスは忘れてしまうでしょう。一度やってみる価値はあると思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.10.20記)