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さて、「今日の一言メモ」第608回です。
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」とは、できそうもないことでも、その気になってやり通せばできるという意味です。
どんなことでも強い意志を持ってやれば必ず成就するということで、やる気の大切さを説いた言葉です。
江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山が家臣に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌を教訓として詠み与えたという話は有名です。
また、それより以前に武田信玄が「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」という、よく似た歌を詠んでおり、上杉鷹山の言葉はこれを変えていったものといわれています。
「障害者の日 」
今日12月9日は「障害者の日 」です。国際障害者年であった1981年の12月9日に開催された総理府 (現内閣府) 主催の中心記念事業「広がる希望の集い」で制定された記念日です。
1975年に、国連総会で「障害者の権利宣言」が採択されたことを記念して制定されました。
今年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックは、コロナ禍により来年に延期されました。無事に開催されるといいのですが……。
最近は障害者アスリートの目覚ましい活躍で、パラリンピックへの関心がさらに高くなってきたと感じています。障害を持ちつつ、鍛え上げられた肉体が繰り出す高度な競技内容は、驚嘆に値します。まさに「為せば成る」です。
為せば成ると信じて、一心不乱に取り組んでいるか
そこまで鍛え上げるまでには、どんな苦しみや葛藤があったのでしょう。そして、それを乗り越える精神力は、どのように培われたのでしょう。
いつも思うのは、自分が健常者であることに甘えて、普通に歩けること、走れることが当然のことと捉えていることです。何気ない日常を送れていることに改めて感謝しなければ、と改めて思います。
そして、この健康を生かして「為せば成る」の気概で取り組んでいるものがあるのか、と考えてしまいます。還暦を過ぎ、ともすれば何事もほどほどに、無理のない程度にこなしていこう、と無意識に行動している自分に気づきます。
若い時と違って、連日深夜まで頑張るとか、徹夜するとかは無理な年齢ですが、寝食を忘れるくらい一心不乱に取り組む時間があっても良いと思うのです。
今の自分は、フリーランスのITコンサルタントという自営業の立場ですので、朝から夜遅くまで仕事をしてもブラックにはなりません。健康を害さないようなペース配分は重要ですが、ひたすら好きな仕事に没頭するという姿勢は、いくつになっても持っていたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.12.9記)