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さて、「今日の一言メモ」第190回です。
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」
「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」とは、できそうもないことでも、その気になってやり通せばできる、という意味です。
どんなことでも強い意志を持ってやれば、必ず成就するということで、やる気の大切さを説いた言葉です。
江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山が家臣に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌を教訓として詠み与えたという話は有名です。
また、それより以前に武田信玄が「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」という、よく似た歌を詠んでいて、上杉鷹山の言葉はこれを変えていったものと言われています。
片思いは、為せば成るとはならぬかも…
傍から見ていて、もういい加減諦めたらどうか・・・と思っても、諦めずにいる人がいます。例えば、片思いをして望みがなさそうなのに諦めきれない人がいるとします。
周囲からは、「バカだなぁ。そもそも、お前には高嶺の花なんだから、いい加減諦めろよ。」と言われるかもしれません。
でも、本人が諦めずに頑張っているのなら、そんなことを言われる筋合いはないと思います。思い一筋に突き進んでいけばいいのです。玉砕覚悟で。(片思いされている方は迷惑かもしれませんが…)
それが行き過ぎてストーカー行為に走ってはいけませんが、正々堂々とチャレンジするのに、誰憚ることないと思うのです。
頭が良い人は、諦めが早い?
結構諦めが早いのは、早々にうまくいかないと結果を見切ってしまい、そんな思いをするのはプライドが許さないという、頭のいい人のような気がします。
僕は、自分のことを別に頭が悪いとは思ってませんが、変なプライドが邪魔をしてカッコつけてしまうことはありました。
それが数年前から「うまくいかなくて当たり前、うまくいったらめっけもの」と思うようになってから、肩の力が抜けて取り組めるようになりました。
為さねば成らぬ何事も、の解釈を変える
うまくいかないことを、いつまでもゴリゴリと押し通すことは得策だとは思いません。うまくいかないなら、そのやり方をさっさと諦めて他のやり方を試せばいいと思うのです。
「為せば成る!」と気合いと根性で立ち向かっても、気力と体力を消耗するばかりです。押してダメなら引いてみな、上げてダメなら下げてみな、とあの手この手を使えばいいのです。回り道と思えても。
ここは「為さねば成らぬ何事も」の解釈を少し変えて、柔軟に取り組むのが得策かと。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.8.20記)