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【今日の一言メモ】・・・己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと心を燃やせ!歯を喰いしばって前を向け!(「鬼滅の刃」煉獄杏寿郎の言葉)

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(画像出典元はこちら)

「鬼滅の刃」

劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」は、公開から73日目の12月28日、興行収入324億円を記録し、これまで国内興行収入首位だった映画『千と千尋の神隠し』の316.8億円の記録を塗り替えました。

僕は、昨年末近くまでまったく興味を持たずに過ごしていました。それがある日、ニュース番組で小学生の男の子が「鬼滅の刃」についてインタビューを受けていた内容が印象に残り、興味を持ちました。その男の子はこう言ったのです。

「僕が泣きそうにつらい時、炭治郎(主人公の竈門炭治郎)が頑張っている姿を思い浮かべると、僕も頑張れるんだ。」

とても真面目に一生懸命答えている姿に考えてしまいました。この男の子にこれだけの思いを抱かせる作品とは、一体どんな作品なんだろう、と。

ちょうどテレビで過去の放送1〜5話を纏めた2時間番組をやっていたので、録画して見てみたのです。

……ええ、はまりましたよ!見事に!

それからAmazon Prime Videoで、6話から25話を一気に見て、これは劇場版を見ないわけにいかない、と興行収入がちょうど300億円を超える頃、映画館に足を運んだのです。

登場人物の熱い言葉の数々

「鬼滅の刃」の舞台は、鬼という大厄災が降りかかる理不尽極まりない世界です。主人公の竈門炭治郎たちは、必死に腕を磨き鬼に立ち向かっていきますが、相手は強敵ばかりです。

そんな戦いに矢尽き刀折れるようなピンチが訪れ、押しつぶされそうなとき、自分や他者に働きかけ雄々しく立ち上がっていきます。

たとえば、主人公の竈門炭治郎は、こう自分を鼓舞します。

「真っ直ぐに前を向け‼ 己を鼓舞しろ‼ 頑張れ炭治郎頑張れ‼ 俺は今までよくやってきた‼ 俺はできる奴だ‼ そして今日も‼ これからも‼ 折れていても‼ 俺が挫けることは絶対に無い‼」

自分を認める力、自分を信じる強さが溢れ出ている言葉です。

炭治郎と共に、鬼に立ち向かう仲間の一人、善逸は器用ではなく、「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」という技しか使うことができません。それを恥じたり、悔いたりしてモチベーションが下がったりするのですが、戦いの中で思い出すのは、自分を信じて「それでいい」「一つを極めろ」と励ましてくれた師匠の言葉です。

「いいんだ善逸 お前はそれでいい 一つできれば万々歳だ 一つのことしかできないならそれを極め抜け 極限の極限まで磨け」

ゼネラリストにはなれないけれど、スペシャリストにはなれることを教え、善逸の善いところを認め行動ができるように働きかけてくれています。

炭治郎たちの師として登場する煉獄杏寿郎は、信念の言葉を説きます。

「胸を張って生きろ 己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ 歯を喰いしばって前を向け 君が足を止めて蹲(うずくま)っても時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない」

胸を張る・歯を喰いしばる・前を向く・心を燃やす。どれも俯かず前に進んでいくための態度です。炭治郎たちは、これらの言葉を自分に言い聞かせ、ともすれば挫けそうになる気持ちを奮い立たせます。

インタビューに答えていた小学生の男の子の気持ちも理解できるというものです。大人でも胸に熱いものがこみあげてきます。

他にも以下のような言葉が随所に登場します。

「あなたは上弦の鬼と戦って生き残った これは凄い経験よ 実際に体感して得たものはこれ以上ないほど価値がある 五年分十年分の修業に匹敵する 今の炭治郎君は前よりももっとずっと強くなってる」

「失っても失っても 生きていくしかないです どんなに打ちのめされようと」

「君には未来がある 十年後二十年後の自分のためにも今頑張らないと 今できないこともいつかできるようになるから」

「貴様の下らぬ観念を 至上のものとして 他人に強要するな」

熱い言葉が、子供たちの心に、そして大人の心にも響く

「鬼滅の刃」のストーリーは、鬼退治というある意味単純なものですが、鬼と対峙する登場人物たちが鬼に挑み敗れ傷つきながらも成長していくヒストリーが描かれ、鬼には鬼にならざるをえなかった深い哀しみがあることが描かれることで独特のリアリティを与えています。

そして、随所に登場する数々の熱い言葉が、子供たちの心にスンナリ響いていると同時に、大人にも大きな感動をもたらすのでしょう。こうして老若男女すべてが夢中になる作品になったのだと思います。

観客動員数は、2500万人を超えているようで、日本の総人口の5分の1が見ていることになります。

というわけで、今日は興行収入歴代1位を記録した2020年の大ヒットアニメについて書き留めてみました。

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2021.1.10記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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