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さて、「今日の一言メモ」第573回です。
「馬脚を現す」
「馬脚を現す」とは、隠していた本性や悪事がばれることの例えです。
「馬脚」とは芝居で馬の足に扮する役者のことで、馬の足を演じていた役者がうっかり自分の姿(足)を見せてしまうことから、隠していた本来の姿が表にあらわれること、化けの皮がはがれることを表しています。
英語では、「To show the cloven hoof.」(割れたひづめが現れる[本性を現す])というそうです。
「ハロウィンの日」
今シーズン初めて最低気温が10℃をきった10月最終日の今日は、日本でもすっかり定着した「ハロウィンの日」です。ハロウィンは、11月1日のキリスト教のすべての聖人の祝日「万聖節」の前夜祭になります。
アメリカなどでは、この日の夜、カボチャをくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」と言われるランタンを作り、魔女やお化けに変装した子供達が近くの家を1軒ずつ訪ねては「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」)」と唱えます。
それぞれの家庭では、カボチャのお菓子を作り、子供たちはもらったお菓子を持ち寄り、ハロウィン・パーティーを開いたりします。
普段、本性を隠して生活していたら……
ここ数年、一部のコスプレマニアのものだった仮装も、ハロウィンですっかり一般に定着し、今年も繁華街に限らず普通の街の風景でも子どもたちが思い思いの仮装をしています。今年は「鬼滅の刃」の登場人物に扮した子が多いですね。
この時期をターゲットにしたハロウィン商戦は、今やバレンタイン商戦を上回るようですが、今年はコロナ禍のせいで低調のようです。そして、一夜明けて11月になると、街はアッという間にクリスマスムード一色に変わることでしょう。
念入りに仮装した人々も、いつもの日常に戻り活動することになります。しかし、仮装するといつもの自分とは全く違うキャラクターに変身できるので、それが快感なのでしょうね。
普段の生活でも本当の自分を隠し、仮面を被って行動していることもあるかもしれません。二重人格とまでいかなくても、社会生活を営む上でやむを得ず、そうした振る舞いをせざるを得ないのかもしれません。
特に、都会生活ではそうした無理を強いられる場面が多いのかも…でも、時間をかけて、そうした無理をせず本来の自分の姿で生きられる世界を探し出して欲しいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.10.31記)