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さて、「今日の一言メモ」第659回です。
「命あっての物種」
「命あっての物種」とは、何事も命があってこそ初めてできるものだという例えです。
何事も、命あってのことだから、命の危険にかかわることは避けるべきだという意味になります。いかなるときでも命は大切にすべきだという戒めでもあります。「物種」とは、物事の元になるもの、根源です。後に「畑あっての芋種」と続けて語呂を合わせた言い方をすることもあるそうです。
「最後の授業」1〜9 by ランディ・パウシュ
昨日の記事では、僕が心の「あり方」を整えるため、自分が大切にしている言葉たちを、定期的に繰り返し繰り返し見直すことで自らに刷り込んでいることを書きました。
今日は、同じく心の「あり方」を整えるため、年に一度は見て、耳を傾けている動画を1つご紹介します。
初めてこの動画を見た時は、魅入られたように一心不乱に見てしまいました。そして、本当に身体が震えました。
YouTubeの紹介文を、引用させて頂きます。
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2007年9月18日、ペンシルベニア州ピッツバーグ。ハイテクの街として知られるこの地に本拠を置くカーネギーメロン大学の講堂で、1人の教授が「最後の授業」を行った。
教授の名前はランディ・パウシュ。46歳。バーチャルリアリティの第一人者と称される人物だ。最後の授業をするにはまだ若すぎるパウシュだが、実はこのとき、彼には長年親しんだ大学に別れを告げざるをえない事情があった。膵臓から肝臓へと転移したガン細胞。医師から告げられた命の刻限は「あと3カ月から半年」。
こうしてパウシュの最後の授業は始まった。スクリーンに映し出された演題は『子供のころからの夢を本当に実現するために』。それは、学生向けに講義をするふりをしながら、まだ幼い3人のわが子に遺すためのメッセージだった——。
アメリカではネット動画にアップされるやまたたく間に600万ものアクセス数を獲得したという、心揺さぶられるメッセージ。
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1〜9まであるので長時間になりますが、まだ見ていない方がいらしたら是非ご覧になって下さい。以下の書籍も出版されています。
ランディ・パウシュ氏は、47歳という若さでこの世を去りました。しかし、彼が生前この世に残してくれたこの授業は、この世の宝物だと思います。
彼の言葉を繰り返し繰り返し聴くことで、自分の内面に取り込まれ、心の「あり方」を整えてくれます。そして「生きる」という意味を深く考えさせてくれます。僕は自分の誕生日にリマインダーを設定して、毎年彼の言葉に耳を傾けています。
不思議なことに、1つ年齢を重ねると同じ自分なのに、同じ言葉なのに、その感じ方が変わってきます。その言葉が持つ重みや深さの受け止め方が変わってくるのです。
だから、毎年書かさず聞く意味があると思っています。そして、これからも生きている限り、誕生日には耳を傾けたいと思っています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.2.2記)