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さて、「今日の一言メモ」第780回です。
「不易流行」
「不易流行」(ふえき りゅうこう)とは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れずにいると共に、新しい変化を取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であることを意味しています。
「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代に応じて変化することです。
松尾芭蕉が説いたと云われる「蕉風俳諧」(しょうふうはいかい)の理念の一つだそうですが、解釈には諸説あるようです。
「あり方」(Being)と「やり方」(Doing)に通じる
人としての「あり方」は、時代が変わってもそうそう変わるものではありません。人それぞれに持っているであろう哲学、理念、基軸、座右の銘、行動指針、基本スタンスといったものにそれは表れてくるはずです。
一方で、そうした「あり方」を具現化する(具体的に実現する)ために取るアプローチは、時代によって変わってくるでしょう。遠隔地同士のコミュニケーション一つとっても、かつては手紙や電話に頼っていたものが、科学技術の進歩でネットが発達し、e-mailやSNS、ビデオ通話などが手のひらサイズのスマホで国境を越えて瞬時に行えるようになりました。
ブログに「あり方」を書き続けることで、自分の身に染み込ませる
今、こうしてブログ記事に書いていることもその一つです。以前、ご紹介した通りこのブログには、いつの時代にも通じるであろう「あり方」についてできるだけ書こうと心がけています。
それを積み重ねることで、1年後、2年後、数年後に記事を読み返したとき、内容が陳腐化しないと思っているからです。そして、それが「未来の自分へのプレゼント」になると信じています。
そのように積み重ねていくと、当然の事乍ら似た内容の記事も出てきます。そして、それは意図的にしていることです。本質的なテーマは変えずに、表現を変えることで、輪島塗のごとく幾層にも塗り重ねることができ、それだけ自分の身に沁み込んでいくからです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.8.30記)