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閑話休題。
さて、今日8月31日は、雑節の一つ「二百十日」です。
「雑節」
このブログでは、ほぼ2週間毎に到来する「二十四節気」(にじゅうしせっき)をご紹介しています。そして、二十四節気と同様に、季節の移り変わりの目安となっているものに「雑節」(ざっせつ)があります。
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「二百十日」
「二百十日」(にひゃくとおか)は、立春を起算日として210日目(立春の209日後の日)です。台風の多い日もしくは風の強い日といわれていて、夏目漱石の『二百十日』でも、二百十日の荒天(台風とは明言されていない)が描かれています。
八朔(旧暦8月1日)や二百二十日とともに、農家の三大厄日とされていて、風が強いとされていることから、奈良県大和神社で二百十日前3日に行う「風鎮祭」、富山県富山市の「おわら風の盆」など、各地で風鎮めの祭が催されてきました。
この頃が稲の出穂期に当たり、強風が吹くと減収となる恐れがあるために注意を喚起する意味で言われ始めたという説もあります。
季節点
二百十日は、季節の移り変わりの目安となる「季節点」の一つとなっています。こちら首都圏では、8月の長雨が終わってから猛暑がぶり返していましたが、今日を境に一気に秋に移り変わる予報です。
明日からは最高気温が25℃以下で夏日にもならない日が多くなりそうです。ずっとうるさいほど鳴いていた蝉たちもパッタリと静かになり、リンリンと鳴く虫たちが秋の訪れを実感させます。
行く夏を名残惜しみながら、それでも続くコロナ禍に感染予防を続けながら、訪れる秋を少しでもアグレッシブに楽しみたいと思います。食欲の秋ですしね!
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.8.31記)