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さて、「今日の一言メモ」第814回です。
「勝負は時の運」
「勝負は時の運」とは、勝負に運はつきものだから、必ずしも実力通りに決まるとは限らないということです。勝ち負けとはそのときの運なので、必ずしも強い者が勝ち、弱い者が負けるとは限らないという意味でもあります。
勝ちにも負けにも絶対はないのだから、勝ったから驕るべきでもないし、負けたから落胆する必要もないという教えになっています。敗者には慰めの言葉、勝者にとっては自戒の意味を込めて使われています。
失敗したりうまくいかないことが常態
トーマス・エジソンは、次のように言っています。(こちらの記事参照)
私は失敗したことがない。
ただ、1万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ。
エジソンは、「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という言葉も残していますが、どんなにうまくいかなくても挑戦することをやめない、という努力が必要だと言っているのでしょう。
そして、最初の1%のひらめきと運に恵まれ、努力することを放棄しなければ、必ず成果に結びつくと諭しているように思います。
人は、なにかをやろうとしたら、なんとか「うまくやろう」と思うはずです。でも、まずその思いを放棄する必要があるかもしれません。
最初からうまくいく、成功することなど万に一つもあり得ないと心得て、うまくいかないやり方を一つずつ検証していくつもりで取り組めばいいと思います。うまくやろうとして、2〜3回失敗したり、うまくいかなかったりするとイヤになってやめてしまうのが人情です。
そうではなく、「よし、こういうやり方でうまくいかないことが分かったのは収穫。次は別のやり方を試してみよう!」というスタンスでいれば、案外継続できるのではないでしょうか。
人間新たなことにチャレンジするのを躊躇うのは、「失敗したらどうしよう……」という不安にかられるからです。だったら最初から成功しようなどと思わず、一段ずつ失敗の階段を上がっていくことで成功に近づくと信じて進めばいいでしょう。
今過ごしている現状が安定していると感じるなら、新しいことに取り組んだ途端、その状態は不安定になります。でも、その不安定さが常態である、当たり前の世界であると再定義すればどうでしょう。
安定している現状に甘んじているのは、怠惰への入口なのだと気づく必要があるのかもしれません。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.10.24記)