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さて、『今日の一言メモ』第863回です。
「勝負は時の運」
「勝負は時の運」とは、勝負に運はつきものだから、必ずしも実力通りに決まるとは限らないという意味です。
勝ち負けとはそのときの運によるもので、必ずしも強い者が勝ち、弱い者が負けるとは限らないということを意味しています。勝ちにも負けにも絶対はないのだから、勝ったから驕るべきでもないし、負けたから落胆する必要もないのです。
敗者には慰めの言葉、勝者にとっては自戒の意味を込めて使われます。
「時間管理のマトリックス」
「勝負は時の運」ですが、その運を呼び込むためには「時」を味方につけなければならないでしょう。そのためには、まず時間管理を身につけることが必要です。
下図は、「完訳 7つの習慣」(by スティーブン・R・コヴィー) に登場する「時間管理のマトリックス」と呼ばれる有名な図です。
この図では、さまざまな活動を「重要か重要でない」「緊急か緊急でない」の4つの領域に分けて、代表的な活動を示しています。
人は、その習性として、まず重要であろうとなかろうと、「緊急」に区分された「第Ⅰ領域」→「第Ⅲ領域」に取り組みます。ほぼ仕事に類する活動が占めると思われます。
そして、緊急の事案(仕事) が一段落すると、「第Ⅳ領域」に移り、取るに足らない仕事・雑用や休息に時間を使いがちです。
そして、本当に重要な(でも緊急ではない)「第Ⅱ領域」への取り組みができない、もしくは不十分なまま、1日が過ぎ去っていくことになります。
第Ⅱ領域の事項を細かい単位に分解して第Ⅰ領域へ移す
普通は、本当に重要な(でも緊急ではない)「第Ⅱ領域」へ取り組む時間をなんとか確保するために、「第Ⅳ領域」に費やす時間をなくそうと努力するわけです。でも、そんなことは気合いでやろうとしても長続きしません。
本当に重要な(でも緊急ではない)事項は、取り組むには結構時間を要することが多いはずです。すると、その難易度の高さにめげて先送りし、結局楽なことに逃げてしまいがちなのです。
なので、ここで必要なのは時間を要する事項を分解することです。できれば5分単位で片付けられるような作業に分解します。例えば、最初になにかリサーチする必要があれば、そのリサーチ結果を集計する表の体裁をざっくりExcelで作り、ファイルに名前を付けて保存します。これなら5分程度でできそうです。
そして、「表の体裁をざっくりExcelで作りファイル保存する」というタスクを、いつ(までに)やるか決めて第Ⅰ領域に移動させるのです。
この方法は、先日こちらの記事に書いた第Ⅰ領域の事項にも通じる方法です。緊急で締め切りが迫っているのに、なかなか手を付けられずにいるタスクってありますよね。そんなときは、それこそExcelを開いてファイル名を決めて保存するだけでいいのです。これなら1分でできそうです。とにかく手を付ければ先に進むことができると思います。
とにかく、1分単位や5分単位の作業に分解すること、お勧めです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.1.31記)