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さて、『今日の一言メモ』第860回です。
「千里の道も一歩から」
「千里の道も一歩から」とは、千里もある遠い道のりであっても、まず踏み出した第一歩から始まるという意味ですね。ちなみに一里は約3.93キロメートル、千里は約3,930キロメートルに相当します。
中国の春秋時代の思想家である老子が書いた『老子』に「合抱の木も毫末より生じ、九層の台も、累土より起こり、千里の行も足下より始まる」(両手で抱えるほどの大木でも、毛先ほどの小さな芽から成長し、九層にも及ぶ高台も、小さな土を重ねることから着手し、千里の道のりも足下の一歩から始まる)とあるのに基づくそうです。
何事も小さな行動を起こすところから始まる
日常生活の中で、疲れていて何もやる気が出ない時は、お風呂に入ることさえ億劫になるのではないでしょうか。この時、自分の中では「お風呂に入る」ことがゴールになっています。そうすると、そこまで辿り着くのが億劫になるのですね。
そこで、辿り着くゴールをまず「服を脱ぐ」ことにしたらどうでしょう。服を脱いでしまえば、また服を着るくらいならお風呂に入ろうと思うのではないでしょうか。
取り敢えず1分以内に終わりそうな行動に分解する
仕事をしている時も、なかなか手を付けられないことがあります。ちょっと込み入った仕事だと、「集中力がある明日朝にしよう」とか「メール処理などの単純作業をしてウォーミングアップしてからにしよう」とか先送りして、結局ズルズルとやらないことなどありそうです。
結局、その仕事をやり遂げることをゴールにしてしまうから、大変さを想像して何も手を付けられないのです。
その時は、取り敢えずPCでその仕事関連のファイルを開く、とか、集計表を纏めるEXCELの新規ファイルを作り、ファイル名を決めて保存だけする、とか取り敢えず1分以内に終わりそうな作業をしてみるのです。
それができたら、次に資料の内容に1分間目を通す、とか、集計用のデータを1〜2行インプットする、とかしてみます。
なんでも1分以内にできることに分解して進めてみます。それを、2回3回と続けてみて、調子が出てきたら 20回30回と続ければいいのです。どうにも調子が出なければ、その作業は中止し、別のことに取り組みます。
「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」と唱える
ここで大事なのは、「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」とブツブツ口で唱えることです。
この言葉をプリントアウトして、目の前に貼っておいて、何度か目で追うのもいいかもしれません。
そうすることで、後々楽になっている自分の姿を想像して、ヤル気が出てくるはずです。お勧めです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.1.24記)