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【今日の一言メモ】・・・「正常性バイアス」に囚われ的確な行動がとれないことのないよう、いついかなるときも突発的な事態が自分にも起こり得るのだと意識しておく

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さて、「今日の一言メモ」第818回です。

「千丈の堤も蟻の一穴から」

「千丈の堤も蟻の一穴から」とは、蟻が堤防に作ったほんの小さな穴であっても、放置してしまうと大きくなり、ついには大きくて頑丈な堤防を崩してしまうこともあるという意味で、ほんのわずかな不注意や油断から、大きな失敗や損害に至ることの例えです。

「注意一秒、怪我一生」という言葉もあります。最近では高齢者による自動車の事故が絶えませんが、ほんの一秒の不注意が取り返しのつかない事故を起こし、相手も自分も大きな痛手を被ることがあります。

例え青信号の横断歩道を渡っていても、自動車が突っ込んできたりするので、仇や注意を疎かにすることはできません。

「正常性バイアス」の罠に気をつける

「正常性バイアス」(normalcy bias)は、心理学の用語です。社会心理学や災害心理学だけでなく、医療用語としても使われています。

人間が予期しない事態に対峙したとき、「ありえない」という先入観や偏見(バイアス)が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働き(メカニズム)を指します。

震災や大雨などの災害時に、「自分は大丈夫だろう」(=正常性バイアスの働き)という思いに囚われ、避難が遅れたケースがたくさんあります。

突発的な災害や事故に遭った場合、事態の状況をとっさに判断できず、茫然としてしまう人がほとんどと言われています。こういうときこそ必要なのが、「落ち着いて行動すること」です。そして、そのために有効なのが「訓練」です。

誰でも小学生の頃、防災訓練で地震が来たときにとっさに机の下に隠れる訓練をしたと思います。あの訓練が繰り返し行われたお陰で、地震があったとき無意識に机の下に隠れる行動がとれるようになりました。

それと同じで、自分にはそんな危機的状況は訪れないと思っていたら、茫然として動けないかもしれませんが、いつなんどきでもそういう状況は起こり得ると常々覚悟しておくだけで、いざというときの行動に差が出ると思います。

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2021.10.28記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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