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さて、「今日の一言メモ」第252回です。
「桐一葉」
「桐一葉 (きりひとは) 」とは、桐が一葉落ちるのを見て、秋の訪れを知るという意味です。青桐は、他の木に比べて早く葉が落ちるため、それにより秋の訪れを感じることができるというわけです。
転じて、物事の一端から全体の動きを知ることの例えということ、また、物事の衰退していく前兆を感じることの例えとなっています。
「千丈の堤も蟻の一穴から」
「桐一葉」という言葉から「千丈の堤も蟻の一穴から」という言葉を連想してしまいました。
この言葉は、蟻が堤防に作ったほんの小さな穴であっても、放置してしまうと大きくなり、ついには大きくて頑丈な堤防を崩してしまうこともあるという意味で、ほんのわずかな不注意や油断から、大きな失敗や損害に至ることの例えです。
「注意一秒、怪我一生」という言葉もあります。最近では高齢者による自動車の事故が絶えませんが、ほんの一秒の不注意が取り返しのつかない事故を起こし、相手も自分も大きな痛手を被ることがあります。
例え青信号の横断歩道を渡っていても、自動車が突っ込んできたりするので、仇や注意を疎かにすることはできません。
どこに落とし穴が潜んでいるか分からない
かといって、石橋を叩いて渡るとか、石橋を叩きすぎて壊してしまうとか、行き過ぎた用心もまた困ります。
ここは、日常生活に潜むリスクも増えていることを認識し、保険で備えられるものは備え、何かコトが起きた時にどう行動するか考えておくだけでも違うと思います。
必要以上にビクビクすることはありませんが、いざという時に狼狽えないよう性根を据えておくことは必要だと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.10.28記)