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さて、「今日の一言メモ」第845回です。
「竜虎相搏つ」
「竜虎相搏つ」(りゅうこあいうつ)とは、優れた実力を持つ英雄や強豪同士が勝敗を争うことの例えです。
竜と虎は、強い動物の双璧としての例えで、同じくらいの力量で優劣がつけ難いことから、こう表現されるようになりました。
「プロ野球誕生の日」
今日12月26日は「プロ野球誕生の日」だそうです。今から87年前の1934年(昭和9年)12月26日に、アメリカのプロ野球との対戦のため、現在のプロ野球リーグでは最古のプロ野球チーム・大日本東京野球倶楽部(後の読売ジャイアンツ)が創立されたことに由来しています。
そして、昭和のプロ野球で「竜虎相搏つ」と言えば、巨人軍の王貞治と長嶋茂雄のON砲に真っ向から挑んだセリーグ各球団のエース達との名勝負の数々でしょうか。
今の若い人たちには「誰それ?」でしょうが、当時は阪神の村山、江夏、中日の星野仙一などのエースが、闘志むき出しでON砲に勝負を挑む姿に痺れたものです。
切磋琢磨する存在のありがたさ
竜と虎は、お互いがライバルとして位置付けられていますが、私たちの世界でもライバルとなる存在がいるはずです。特に、若い頃はライバルと目される相手と切磋琢磨することが、大きな成長の糧になりました。
それが一定の年齢以上になると、「負けたくない!」というより「あのように振る舞いたい」とか「見習いたい」という存在に変わってくるように思います。
「ああ、これは彼(彼女)に勝てないな……」と潔く認め、その代わり、これなら誰にも負けないぞ!という一点を磨き究めることを目指すこともありです。
やはり「負けたくない!」とギラギラするのではなく、ある程度の達観(諦観ではなく)をすることができるのがシニアになった証なのかもしれません。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.12.26記)