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閑話休題。
羽生結弦選手の記者会見
昨日(2022.2.14)、北京オリンピックの開催期間中ながら羽生結弦選手の記者会見が行われました。これは異例なことのようですが、羽生選手に取材依頼が殺到したため、混乱と密を避けるために広い会場での記者会見になったようです。
なかなか聞き応えのある会見内容だったので、印象深かった言葉を、記憶が鮮明なうちに書き留めておくことにしました。
会見の全文は、こちらのサイトから参照できます。以下で羽生選手の言葉として記載したものは、そのサイトからの引用です。
印象に残った言葉
冬季オリンピックで2連覇し、今回も3連覇が期待されるという重圧の中で惜しくもメダルは逃しましたが、それでも本人は満足のいく結果だったようです。
それは以下の言葉から窺えます。
上杉謙信というか、自分が目指していた『天と地と』っていう物語というか、自分の生き様っていうか。それにふさわしい演技だったんじゃないかなって思うんです。
「自分の生き様にふさわしい演技」ができた、という言葉はなかなか出てこないと思います。そして、それがスコアに結びつかないものであったとしても満足がいくものだったのでしょう。
また、強く印象に残ったのは「挑戦とは何か?」と問われて次のように答えたことです。
みんな生活の中で何かしら挑戦しているんだと思います。それが大きいことだったり、目に見えることだったり、報道されることだったり。それだけの違いだと僕は思っていて、それが生きるということだと僕は思いますし。守ることだって挑戦なんだと思うんですよね。
だって守ることって難しいなと思いますし、大変なんですよ。守るって。だって家族を守ることだって大変だと思いますし、何かしらの犠牲だったり時間が必要だったりもしますし、だから、何ひとつ挑戦じゃないことなんて存在していないんじゃないかな。
「攻めることだけでなく、守ることも挑戦」と言い切った言葉の重さを感じました。
そして、最後に羽生選手は次のように述べました。
僕はやっぱりオリンピック王者だし2連覇した人間だし、それは誇りを持って、これからもフィギュアスケートで2連覇した人間として胸を張って、後ろ指をさされないように自分自身が、あしたの自分が、きょう見た時に胸を張っていられるようにこれからも過ごしていきたいなと思っています。
「明日の自分が、今日の自分を見て胸を張っていられる」という言葉に教えられるものがあります。どこかの政治家に聞かせてやりたいものです。
今回も、27才の青年に教えられることが多かったです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.2.15記)