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さて、『今日の一言メモ』第880回です。
「図書館開設記念日」
今日4月2日は「図書館開設記念日」だそうです。今から150年前の1872年(明治5年)4月2日、東京・湯島の昌平黌(昌平坂学問所)講堂跡に日本初の官立公共図書館で、帝国図書館の前身である東京府書籍館(しょじゃくかん)が開設されました。これを記念して、4月2日が「図書館開設記念日」になったのです。
ロンドン図書館などを参考にした、初めてのヨーロッパ式図書館だったそうです。のちに上野に移設され、上野図書館として親しまれました。
国会図書館の前身である帝国図書館の開館は、今から125年前の1897年(明治30年)4月27日でした。4月27日は「国会図書館開館記念日」になっています。
なお、当初は大宝律令の時代からの呼び方で「ずしょかん」と読んでいたとか。「としょかん」と統一されるようになったのは大正以後のことだそうです。
本を毎日読むことを習慣化する難しさ
図書館は学生時代にずいぶんお世話になりました。公立の図書館もですが、特に大学のゼミ生になってからは大学の図書館によく缶詰めになって資料を調べたりレポートを書いたり、文化祭の発表資料を作ったりしていました。
当時の大学図書館は地下に談話室というスペースがあって、ゼミ生が集まってワイワイガヤガヤとディスカッションしたり、なんと煙草が吸えたり(!)したのです。隔世の感がありますね。
社会人になってからも、折に触れて自宅近隣の公立図書館にお世話になりました。特に資格試験の勉強で毎週末通ってた時期は、閲覧室で受験勉強をしている若い受験生の方々と席を並べていました。今となってはいい思い出です。
自宅では、仕事に関係ある本以外の本を読む習慣がなかなか身につきませんでした。なんとか習慣化しようと以前、6分間だけ毎日読書にあてようと試みましたが、8ヶ月ちょっとで途切れてしまいました。たった6分間でも、とうとう「時間がない」という日が来てしまったのです。
とにかく目標を小さくして習慣化する
そんな時に『小さな習慣』という本を読んだのですが、この本の著者は、冒頭で「汗をかきながら不快な思いをして30分の筋トレをする代わりに、腕立て伏せを1回だけするのはどうだろう?」と問いかけます。
そして著者は、実際に葛藤しつつも、とにかくこの「1回だけ腕立て伏せ」を続けた結果、「スポーツジムでの30分の筋トレ」にまで辿り着いたというのです。
これを読んで早速、挫折した「6分間読書」を「2ページ読書」に切り替えました。すると、どうでしょう。2018年2月9日から今日まで4年2ヶ月ちょっと、1,514日間無理なく継続できています。
まず、机のすぐ手の届くところに、紙の本を置きます。こうすると本をすぐに手に取って、栞を挟んだページを開き、右ページから左ページに目を通し、ページをめくって栞を挟み直して本を閉じるまで、実に短時間で完了します。
中途半端なところで文章が切れても、関係なく本を閉じます。またすぐ翌日の朝に続きを読むので問題ありません。もちろんもっと読みたくなって時間があれば、さらに読み進めてもOKです。今では紙の本だけでなく、Kindle本でも殆ど毎日6分間以上読書できていますし、2ページで終わっても問題ありません。
こうして目標を小さく小さくすることで、無理なく習慣化が進められました。「ばかばかしいほど小さな目標をたてる」こと、お薦めです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.4.2記)