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さて、『今日の一言メモ』第884回です。
春バテの時期
桜も散って春本番を迎えたこの時期は、春バテになりやすい時期だと言われています。春バテの典型的な症状は「だるさ・倦怠感」です。
この時期の春バテを解消しないと、そのまま五月病になり、梅雨バテになり、果ては夏バテに突入し、秋になったら秋バテ、冬になったら冬バテ。”一年中バテ”になってしまう怖れがあるようです。
増える中高年のひきこもり
少し古いデータですが、40歳から64歳までのひきこもりが全国で推定61万人以上にのぼるという、驚くべきデータが3年前 (2019年3月29日) に内閣府から発表されています。今はもっと増えていることでしょう。
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この調査結果から、15歳~39歳のひきこもり調査結果とほぼ同じパーセンテージの中高年のひきこもりがいることが分かりました。
春バテによる「だるさ・倦怠感」は中高年のひきこもりを助長させる一因となるかもしれません。
「きょうよう・きょういく・ちょきん」を改めて意識する
中高年が健康的に生きるために意識したいことが、「きょうよう・きょういく・ちょきん」だと言われていることを以前このブログでご紹介したことがあります。
「きょうよう・きょういく・ちょきん」と言っても「教養・教育・貯金」ではありません。
お金は生活する上で必要なもので、確かに貯金は必要です。でも、健康のためのものではありません。
「きょうよう」とは、「今日、する用事」
「きょういく」とは、「今日、行くところ」
「ちょきん」とは、「筋力を貯めること」
これからの時代は、高齢夫婦の死別、未婚化、そして離婚の増大などで、おひとりさま社会が到来します。誰しも一人で生きていかなければならないことを覚悟する必要があります。
だからこそ、今日する用事、今日行くところがあれば外へ出かけるでしょうし、自立して歩くための筋力が大事になります。
コロナ禍が続いている今は、不要不急の外出をできるだけ避けて自宅にいる時間が長くなりがちです。それがひきこもりを誘発させているかもしれません。
であれば、意識して今日する用事は何か、どこに行って活動するか、どうやって筋力を鍛えるか、きちんとリストアップして行動計画を立ててみてはどうでしょう。(感染予防は万全にして)
50、60、ハナ垂れ小僧。
70、80、働き盛り。
90になってお迎え来たら、
100まで来るな、と追い返せ。
この言葉はこのブログで何度もご紹介してきました。この気概を持ち、知的好奇心を失わず、「きょうよう・きょういく・ちょきん」を改めて意識して行動していきたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.4.11記)