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さて、『今日の一言メモ』第900回です。
「年寒くして松柏の凋むに後るるを知る」
「年寒くして松柏の凋むに後るるを知る」(としさむくして しょうはくの しぼむに おくるるをしる)とは、寒い冬に他の植物がしおれても、松や柏(このてがしわ)の葉は緑の色を保っているという意から、困難苦労に出会って初めて人の真価が分かる、という意味です。
また、平和な時には立派な人柄も目立たないが、事変が起きた時にそれがはっきりと分かることの例えです。孔子と孔子の高弟たちの言行・思想を集積して編纂した『論語』の子罕(しかん)篇に基づく言葉だそうです。
ピンチをチャンスに
物事がうまくいっている時は、誰でもその流れに身を任せることで大過なく過ごすことができます。
でも、一旦風向きが変わり逆風に直面し、また、流れが逆向きになった途端、その状況にどう対処するかは、人によって異なります。
ピンチの場面を想定し、事前に対処方法を考えていた人は、慌てず騒がす対処できるでしょう。一方、流されるままに生きてきた人は、ピンチになった途端、オロオロしてどうしていいか分からなくなります。
2年前にコロナ禍が始まったとき、みんなが大なり小なりピンチだったでしょう。でも、このピンチを創意工夫でチャンスに変えることができた人や企業も存在しました。
やはり、日頃の心構えが重要なのだと思います。
以下は、ジャック・アタリ氏の言葉です。(こちらの記事参照)
最悪の事態を予測することが
最悪を回避する最善の手段
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.5.13記)