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さて、昨日に続き、日めくりカレンダーの「格言」からです。
「年寒くして松柏 (しょうはく) の凋 (しぼ) むに後 (おく) るるを知る」とは?
寒い冬に他の植物がしおれても、松や柏 (このてがしわ) の葉は緑の色を保っているという意から、困難苦労に出会って初めて人の真価が分かる、という意味です。
また、平和な時には立派な人柄も目立たないが、事変が起きた時にそれがはっきりと分かることの例えです。
「論語」子罕に基づく言葉だそうです。
「ピンチをチャンス」に変えられるか?
先日、このブログで以下の記事をアップしました。
【世乱れて忠臣を識る】・・・人が真価を発揮するのは逆境にある時
「年寒くして松柏の凋むに後るるを知る」も、この言葉に通じるものですね。
誰でも、物事がうまくいっている時は、その流れに身を任せることで大過なく過ごすことができます。
でも、一旦風向きが変わり逆風に直面し、また、流れが逆向きになった途端、その状況にどう対処するかは、人によって異なります。
ピンチの場面を想定し、事前に対処方法を考えていた人は、慌てず騒がす対処できるでしょう。
一方、流されるままに生きてきた人は、ピンチになった途端、オロオロしてどうしていいか分からなくなります。
こうして、ピンチをチャンスに変えることができるかどうかの分水嶺に直面するわけです。
やはり、この世は「一寸先は闇」なので、「常在戦場」を心掛け、歩んでいかなければなりませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.5.13記)