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さて、今日10月24日は、あの大恐慌のきっかけとなった「暗黒の木曜日」と呼ばれる日です。
「暗黒の木曜日」とは?
今から89年前の1929年 (昭和4年) 10月24日 木曜日、ニューヨーク・ウォール街の株式取引所で株価が大暴落し、世界大恐慌の端緒となりました。
当時のアメリカは、第1次大戦の軍需により好景気が続いていましたが、1920年代末には景気後退の前兆が見えていました。
そして、10月24日の取引が開始して1時間ほどの間に急激に株価が下落し、そのスピードに人々がパニックになって一斉に売りに走りました。
市場介入等により、その日の取引終了時には前日の終値まで値を戻しましたが、5日後の10月29日火曜日にも、取引開始と同時に「暗黒の木曜日」を超える売りが殺到し、「悲劇の火曜日」と呼ばれたのです。
ちなみに、「暗黒の月曜日 (ブラックマンデー)」は、1987年10月19日に起こった、史上最大規模の世界的株価大暴落のことです。
パニックに陥る群集心理の怖さ
株価急落を目の前にして、人々がパニックになって一斉に売りに走ったのは、「不安心理 X 群集心理」が働いたからでしょう。
どうやったらパニックに陥らず、冷静に対処できるかは、結局、普段からシミュレーションして心の備えをしているか、にかかってきそうです。
例えば、大地震が起きた時にどう対処するか、普段から心の準備をしておけば、いざという時に「そら、きた!まずは、これをああして・・・」と、完璧ではなくともそれなりの対処ができるでしょう。
それが、何も心の準備をしていなければ、いざという時に「どうしよう、どうしよう…」とオロオロうろたえることになりそうです。
やはり、どんな時も「常在戦場」の心構えは必要だと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.10.24記)