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さて、二十四節気が一つ進み、今日8月7日は「立秋」です。
二十四節気の第13「立秋」(りっしゅう)
「二十四節気」は、1年を24等分に割って24の区分が作られ、そのうちの6つずつで一つの季節を表します。
(出典 : Wikipedia)
名称の由来を、種類別に分けると以下のようになります。
・昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の中間点) → 春分・夏至・秋分・冬至
・昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の始期) → 立春・立夏・立秋・立冬
・気温 → 小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
・気象 → 雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
・物候 → 啓蟄・清明・小満
・農事 → 穀雨・芒種
立秋は、初めて秋の気配が現れてくる頃とされています。でも、近年では立秋の頃は一番暑い時期とされています。今年も、ここ数日30℃を下回ることもありましたが、当分秋の気配は感じられそうもありません。
関東は6月27日に観測史上最短で梅雨明けしました。これは平年より22日早い梅雨明けでした。それからしばらくゲンナリするほどの猛暑が続き、東京都では8日連続猛暑日という、統計開始以来2015年と並ぶ最長記録を達成してしまいました。
その後、戻り梅雨のように雨が続いたりして猛暑も一段落していた時期もありましたが、最近は大気が不安定でゲリラ雷雨もあったり猛暑も続いて、「暑いですねぇ」と挨拶するのも飽きてしまいました。
立秋は、ちょうど夏至と秋分の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立冬の前日(今年は11/6)までが秋となります。立秋翌日からの暑さを「残暑」といい、暑中見舞いではなく残暑見舞いを出すことになります。
「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」(藤原敏行/古今和歌集)と詠まれていますが、さてさて今年はいつになりますやら。
今後1ヶ月の気候は?
気象庁が、8月4日に発表した関東甲信地方の8月6日から9月5日までの天候見通しによると、平年に比べ晴れの日が多く、気温はかなり高めで、降水量は少なめになりそうです。
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去年の夏と今年の夏
去年の夏は、東京都の新規感染者が約5千人/日に達し、首都圏では緊急事態宣言が発出される中、無観客でオリンピックが開催されました。
今年の夏は、オミクロン株BA.5などで第7波が到来し、東京都の新規感染者がアッという間に3万人/日を超えるという途方もない数値となりましたが、公的な行動制限は打ち出されていません。今後は、オミクロン株亜系統(BA.2.75系統)による感染拡大が懸念されています。
これからは夏休み本番、そしてお盆休みということで、旅行や帰省をされる方が増える時期です。感染拡大で自主的に行動を自粛する方がいる一方で、公的な行動制限がない中で「それなら行くか」と動かれる方もいるでしょう。
動かれる場合は、どうか感染予防を万全にされることはもちろん、旅先や帰省先で感染した場合にどう対応するのか、事前によく検討してから行動してほしいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.8.7記)