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さて、『今日の一言メモ』第994回です。
「本木に勝る末木なし」
「本木に勝る末木なし」(もときにまさる うらきなし)とは、いくら取り替えてみても、結局は最初のものが一番よいという例えです。特に、夫婦関係、男女関係についてこう言われています。
「本木」は幹、「末木」は枝のことで、幹より立派な枝など無いという意味からこう表現されるようになりました。
「宇宙開発記念日」
ところで、今日10月4日は「宇宙開発記念日」です。今から65年前の1957年(昭和32年)10月4日に、当時のソ連(現ロシア)が人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功したことを記念した日です。
科学技術的に大きな成果となりましたが、スプートニク・ショックと呼ばれる現象を引き起こし、米ソ間の宇宙開発競争が始まります。これは、当時の冷戦期の政治状況に大きな影響を与えた出来事でした。
しかし、スプートニクが飛んだ広大な宇宙に比べれば、東西の冷戦など取るに足らない小さなことです。そして、その宇宙も起源を辿れば、137億年前のビッグバンから始まったとされています。
こちらのサイトによれば、ビッグバンが起こって最初の1秒に満たないわずかな間は、宇宙は最も基本的な粒子であるクォークとレプトンが混ざり合った無定形の熱いスープだったそうです。
そして、その宇宙が拡大して冷えるにつれ、階層的構造が1つずつ発達し、中性子と陽子ができ、次に原子核ができ、原子ができ、星ができ、銀河ができ、銀河団ができ、そしてついには超銀河団ができたということです。
「初心忘るべからず」
何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならないという戒めが「初心忘るべからず」です。
宇宙が現在の形になるまでは、気の遠くなるような時間がかかっています。その中で人間の一生は一瞬の瞬きに過ぎませんが、それでも人生は紆余曲折の連続です。
生きていれば、こっちが近道だと思って、あちこち横道に逸れているうちに元の道に戻ってしまうようなことも往々にしてあるものです。やはり当初決めたように真っ直ぐ進んでいこうと思い直したりします。
短い一生、できるだけ回り道をせずに進んでいきたいものです。そういった意味でも初心を忘れず大切にしていきたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.10.3記)