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閑話休題。
日本の最低気温記録日
大寒を過ぎて5日が経ちました。10年に1度といわれる最強寒波の襲来で、今日は自宅のある橫浜でも最低気温が△3℃、最高気温も3℃までしか上がらないという記憶にない寒さになりました。
昨日は寒波の影響で北風が強まり、日が暮れてからみるみる気温が下がりました。自宅に帰ったのは20時近くでしたが、身体の芯から凍えるような寒さでした。まるでスキー場にいるような体感の寒さだったのです。
そして今日1月25日は、北海道の旭川地方気象台で、△41.0℃!という日本の最低気温を記録した日です。富士山頂の記録(△38.0℃)よりも低いのです。
記録したのは、今から121年前の1902年(明治35年)です。温暖化が進んだ現在、この記録は破られないだろうとされています。
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旭川市の冬の平均気温は、12月が△4.2℃、1月が△7.0℃、2月が△6.0℃で、1月が最も寒く、年間雪日数は151.5日になっています。(こちらのサイト参照)
また、日本の山岳史上最悪の遭難事件が起こったのも、最低気温を記録したこの日のことです。青森県の八甲田山(はっこうださん)で冬期行軍訓練を行っていた210名の青森歩兵第5連隊が、猛吹雪と厳しい寒さの中で次々と凍死し、生き残ったのはわずか11名でした。
この悲劇は後に新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨(ほうこう)」で取り上げられ、映画にもなりました。高倉健さんが主演していましたね。
ギャグは脳味噌の鍛錬になり、反射神経を鍛える
それにしても、△41.0℃という気温は想像を絶します。この気温で濡れたバスタオルを振り回すと、すぐにカチンカチンに凍り付き、1枚の板状になると聞いたことがありますが一度試してみたいものです。
そういえば、「一暴十寒」という言葉があります。「いちばくじっかん」と読みます。この言葉は、少しだけ努力して、あとは怠けることが多いことの例えです。また、あるところでは努力し、一方でそれを台無しにすることの例えでもあります。
また、一時期ダメダメなことを「さむ〜……」と表現していました。おやじギャグを言うと「さむ〜……」と言われたものですが、最近は死語でしょうか。
でも、ギャグを考えることは脳味噌の鍛錬になり、瞬時の対応が必要なので反射神経も鍛えられます。なので、どんなに回りに寒がられてもギャグを連発する訓練はした方が良さそうです。
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(2023.1.25記)