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さて、『今日の一言メモ』第1067回です。
「良樹細根、大樹深根」
「良樹細根」とは、細かく根が張っている木は枝葉もよく茂る木になるという意味で、「大樹深根」とは、根が深くまで張っている木は、その分、大きな木になるという意味です。
人間に例えると、正しい考え方という根をしっかりと張りめぐらせている人は、やがてたくさんの枝葉が茂る良木になるように、物事を多方面から捉えられるようになるということです。
基礎固め(しっかり根を張る)を急がない
「桃栗三年柿八年」といわれるように、芽が出て実がなるまでに、桃と栗は三年、柿は八年かかるので、相応の歳月を待たねばなりません。このことから、何事も成就するまでにそれ相応の年月がかかるということです。
そもそもしっかり実のできる枝を張るまでに育つためには、まずしっかりとした根を張る必要があります。そして、地中深く伸びる根を地上から見ることはできません。
目を見張るような高層ビルも、工事の初期段階は長い間基礎工事をしています。そして、それだけの基礎が必要なことは誰にも理解できることです。
とにかく辛抱する訓練をする
でも、人はとかく結果・成果を求めてせっかちに取り組みがちです。大きな目標を持ったのなら、それを達成するだけの基礎が自分にあるのか点検して、不足しているのなら地道に基礎を固めることが必要でしょう。
基礎の部分は、なかなか目に見えないので途中でイヤになってしまうこともありそうです。そうならないためには辛抱が求められます。
これがなかなか難しいのです。やはり、そんなときは立派な高層ビルを眺めてどんな地震にも耐えられるような基礎があってこそであるな、と思い返し自分にもそれだけの基礎が必要だと戒めることが必要でしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2023.1.27記)