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さて、「今日の一言メモ」第653回です。
「良樹細根、大樹深根」
「良樹細根」とは、細かく根が張っている木は枝葉もよく茂る木になるという意味で、「大樹深根」とは、根が深くまで張っている木は、その分、大きな木になるという意味です。
人間に例えると、正しい考え方という根をしっかりと張りめぐらせている人は、やがてたくさんの枝葉が茂る良木になるように、物事を多方面から捉えられるようになるということです。
基礎固め(しっかり根を張る)を急がない
「桃栗三年柿八年」といわれるように、芽が出て実がなるまでに、桃と栗は三年、柿は八年かかるので、相応の歳月を待たねばなりません。このことから、何事も成就するまでにそれ相応の年月がかかるということです。
そもそもしっかり実のできる枝を張るまでに育つためには、まずしっかりとした根を張る必要があります。そして、地中深く伸びる根を地上から見ることはできません。
しっかり根を張ったかどうか、なかなか目で確認できないので、途中でイヤになってしまうこともありそうです。そうならないためには一つでもしっかり続けられるものを見つけることではないでしょうか。
その成功体験さえあれば、いろんなことにチャレンジしたときに経験が生かされると思うのです。
一度、基礎固めをした経験をして初めて基礎の大事さを実感する
僕がブログを毎日更新するようになって今日で2,584日目ですが、途中で挫けそうになりながらも続けられたのは、千日続けたら、二千日続けたら、どんな光景が見えるのだろう……という好奇心があったことがその原動力の一つでした。
そして、千日続けた日に見えた光景は、始める前に見た光景と確かに違っていました。そして、二千日続けた日にはまた違った光景が見えました。具体的にどう違って見えたのか、表現することは難しいのですが、たとえていうならば次のようなことでしょうか。
スカイツリーが東京タワーより倍近い高さであることは、知識として知っていますが、地表から見上げればどちらも「高いなぁ〜」という感覚でしょうか。
それが、実際に東京タワーに登ってみて、スカイツリーがさらに倍近い高さであることを想像して、それがとんでもない高さであることを実感する、といった感じです。
続けてみて初めて、毎日千字〜二千字の文字を書き綴ることが、間違いなく文章を書く基礎固めになったことを実感したのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.1.27記)