Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

【今日の一言メモ】・・・知識は常に陳腐化する、だから常に学び直し自らを再生しなければならない

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(画像出典元はこちら)

さて、「今日の一言メモ」第33回です。

ピーター・F・ドラッカーの言葉

現代経営学、そしてマネジメントの発明者といわれるドラッカーが、「創生の時」(絶版) という本の中に記した一文があります。

今日の社会と組織では、ますます多くの人が、
技能ではなく知能によって働く。

知識と技能には基本的な違いがある。

技能はあまり変化しない。
知識は変化する。

自らを陳腐化させる。
しかも急速に陳腐化させる。

三、四年ごとに学校に戻らなければ
時代遅れになる。

これは、若い頃習得した知識、技能、経験では
不十分になるということである。

人は変化していかなければならない。

新しい欲求、能力、世界観を持たなければならない。
自らを再生させていかなければならない。

ここでは、活性化ではなく、
あえて再生という言葉を使いたい。

50年も働くことが当たり前のこととなったからには、
自らを再生することが不可欠となる。

たんに活力を得ることを越え、
新しい自分を作らなければならない。

人生100年時代を生きるには、自らに投資し再創造することが不可欠

2016年の秋に出版され、一躍ベストセラーになった「LIFE SHIFT (ライフ・シフト)」(by リンダ・グラットン) は、読んだ方も多いと思います。

この本に、次の一文があります。

人生で多くの移行を経験し、多くのステージを生きる時代には、投資を怠ってはならない。新しい役割に合わせて自分のアイデンティティを変えるための投資、新しいライフスタイルを築くための投資、新しいスキルを身につけるための投資が必要だ。

100年ライフの恩恵の一つは、余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーション (娯楽) の比重を減らして、投資とリ・クリエーション (再創造) の比重を増やせることなのかもしれない。

最期に

ドラッカーは、「創生の時」の中で「自らを再生することが不可欠」「新しい自分を作らなければならない」と書いています。この本が出版されたのは、1995年で今から24年も前のことです。

でも、その言葉はちっとも色褪せていません。それは人としての「あり方」について述べているからでしょう。

一方、「やり方」を身に付けるということは、知識を学ぶことです。そして、そうした「やり方」は多くの場合、技術革新などにより変わっていきます。

長い人生を生きていく上では、常に人としての「あり方」に立ち返り、どうしたら最も良い「やり方」を身に付けられるのか、自問自答していく必要がありそうです。

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

・・・・・・・・・・・・
(2019.2.8記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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