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【今日の一言メモ】・・・何かに取り組むときは、まずうまくいかないやり方を一つひとつ潰すつもりで取り組み、「失敗力」を身につける

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さて、『今日の一言メモ』第1079回です。

「失敗は成功の母」

「失敗は成功の母」とは、失敗してもその原因を追究したり、欠点を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるということの例えです。

失敗することによってやり方を改めることができ、かえって成功へと繋がることになるから、一度や二度の失敗にくじけるべきではないという教えでもあります。

また、失敗してもその原因を追究しなかったり、やり方を改善しようとする姿勢がなければ、また同じような失敗をくり返すだろうという示唆も含まれています。

先人も大切にしてきた失敗体験

ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥京大教授が、次のように言っていました。

「何百回いや何千回も実験は失敗する。だが、失敗したということは、うまくいかないやり方を発見したということであり、そのことが意味を持つ」

ここで大切なのは、無数の失敗に挫けず、そのことに意味を見出し、次なる実験に取り組む姿勢でしょう。

そして、あのイチローも、かつて日米通算4,000本安打の偉業を達成した後、こう言っていました。

「4,000本のヒットを打つために、8,000回以上の悔しい思いをしてきている。その中で、常に自分なりに向き合ってきたという事実はある。誇れるとしたらそこではないかと思う」

あのイチローですら、打った安打の倍以上の凡打を重ねているわけです。そして、その凡打と向き合い、反省し、次の打席に生かしてきたからこそあれだけの大記録に到達したわけです。

失敗から学ぶ力が「失敗力」

失敗から何を学ぶか?それが「失敗力」であり、グローバルリーダーに最も求められるのが「失敗力」だと書いている本があります。

「失敗力」は、何も山中教授やイチローやグローバルリーダーだけでなく、我々凡人にこそ必要なものだと思います。何せ、二度や三度の失敗で、すぐに心折れ挫けてしまうのですから……。

では、どのようにして「失敗力」を養っていけばいいのでしょうか?

どうやって「失敗力」を養うか?

人間生きていれば何かしらしくじったり、しでかしたりするものです。周りに人がいる時にやっちゃうと、それこそ気恥ずかしくて、穴があったら入りたくなります。

周りに誰もいない時にやっちゃった場合は、誰にも知られないよう黙っているでしょう。そして、そのことで自己嫌悪に陥ったり、クヨクヨ悩んだりして、失敗を怖がり、新しいことにチャレンジすることを躊躇するようになります。

なので、まず意図せずしでかしてしまった失敗は、これから生きていく糧として蓄えが増えたのだと思うことにします。今はこの程度で済んだという経験を生かして、次は同じような轍を踏まないことを心がけます。

そして、何か新しいことに取り組む場合は、まずうまくいかないやり方を一つひとつ潰していくのだ、と考え、失敗することを前提にして取り組んでいきます。もし早い段階で成功に行き着いたら、次はもっと難易度の高いことに取り組んで、うまくいかないやり方をまた一つひとつ確認していけばいいと思うのです。

一発でうまくいくような僥倖は、それこそ宝くじに当たるようなものだと腹を括って取り組めば、失敗力が大いに鍛えられるのではないでしょうか。

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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2023.2.12記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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