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「お水送り」
今日3月2日は「お水送り」の日だそうです。お水送りは、奈良東大寺で行われる「お水取り」という行事に繋がります。東大寺のサイトによると、その昔「魚を採っていて二月堂への参集に遅れた若狭の国の遠敷明神が、二月堂のほとりに清水を涌き出ださせ観音さまに奉ったという、”お水取り” の由来を伝えている」と説明されています。
この春を告げる行事として、全国的にも有名な奈良東大寺二月堂の「お水取り」ですが、その水は、3月2日に若狭小浜の「鵜の瀬」から送られ、10日かかって東大寺二月堂の「若狭井」に届くとされています。これが「お水送り」です。(こちらのサイト参照)
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達成を目指す目標は、将来の自分に向けた贈り物と考える
若狭小浜といえば、日本海に面した福井県小浜市のことです。この地は日本の都であった京都・奈良との関わりが深く、この「お水送り」も若狭と奈良をつなぐ伝統行事で、3月2日午前11時から神事が行われるそうです。
若狭から奈良まで10日かかって送られる水ですが、それを今の自分から未来の自分へ10年かけて届ける贈り物と考えてみたらどうでしょう。
人は皆それぞれ目標をたて、その目標を達成するために一生懸命取り組もうとします。でも、この「将来に向けて取り組む」という表現は、ともすれば「修養、修行、精進、努力」といった言葉に繋がってしまいます。
こうした言葉は、ともすると「難行苦行」を想起させ、続けるには歯を食いしばらなければいけない気になります。すると、だんだん続けることが苦痛になり、ある日、矢尽き刀折れることになりかねません。
そうではなく「10年後の自分に贈るプレゼントを選ぶ」と表現を変えると、苦行感は消えるのではないでしょうか。愛する人に何を贈ろうか、と考えるときにそれが「苦行」だと感じる人は多分いないと思います。それと同じで未来の自分へのプレゼントだと思えばいいわけです。
10年後でなくとも、5年後でも1年後でもいいのです。未来の自分に何を贈ろうか、と考えたらワクワクしていろいろ妄想を逞しくしてしまいそうですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.3.2記)