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「十六団子の日」
今日3月16日は、「十六団子の日」となっています。この日は、山と里とを行き来する農事の神様が、山から種子を抱いて里に下りてくる日とされています。それは、農神おろし (田の神おろし) というそうです。
そして、里で暮らす農村の人々は、その神様をもてなすために16個の団子を用意しました。
田の神は、臼杵の音を聞いて降りてくると言われているため、この日に臼杵で餅をつき、16日であることから16個のお団子をつくり、枡の中に入れて神様にお供えする習わしだったのです。
また、11月16日 (地域によっては10月16日) には、神様が山に帰る日とされ、この日にも同じように十六団子をお供えするのだそうです。
山は神秘的な世界であり、そこに神霊の存在を信じてきた農民にとって、その代表が「山の神」であり、毎年山と里とを行き来する農耕神だったわけです。
春に里へ下りてきて「田の神」となり、秋の収穫後には再び山に帰って「山の神」となると信じられていました。
宗教の教えを取り入れる
日本では古くから山岳信仰の風習があります。農耕民族である日本で根付いた信仰だと思います。
一方で、欧米ではキリスト教の教えを根底にした生活が根づき、日曜日の朝は家族揃って教会で祈りを捧げる習慣が古くからあります。
僕は、仏教徒でもキリスト教徒でもありませんが、その教えを拠り所にする生き方はあると思います。
例えばですが、キリスト教の祈りや教えに次の言葉があります。
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神よ、変えることのできないものを
受け入れる心の平静さをお与え下さい。
また、変えるべきものを変える勇気をお与え下さい。
そして、変えられないものと変えるべきものを
判断できる知恵をお与え下さい。
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イエスは言われた。
「見えなかったのであれば、罪はなかったであろう。
しかし、いま、『見える』とあなたたちは言っている。
だから、あなたたちの罪は残る。」
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これらの言葉は、生きる指針を与えてくれるものです。そして、それらの言葉を鑑(かがみ)とすることで、自分自身の「あり方」を定めていくことができると思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.3.16記)