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「念には念を入れる」
用心の上に、さらに用心を重ねよということですね。
『江戸いろはかるた』の一つで、手抜かりがないかどうか、細心の注意をせよという意味です。「念を入れる」とは、間違いのないように気を配ることを強めた言い方になります。
また、同義のものとして「転ばぬ先の杖」「濡れぬ先の傘」「石橋を叩いて渡る」などがあります。
挑戦するのは、自分の将来的な可能性に対する信頼の証明
身の安全を確保するために、用心を重ねることは重要です。例えば、登山をするのに十分な装備を整えることは、命に関わることだからです。
でも、失敗しても命に関わることはないものもあるでしょう。例えば、自分がどう生きるか、その生き方を選択する時に、リスクを恐れて、安心・安全な道を探しているうちに、折角のチャンスをみすみす逃してしまうことはないでしょうか。
考え方としては、失敗することを恐れるのではなく、挑戦しないことを恐れるべきでしょう。挑戦するのは、自分の将来的な可能性に対する信頼の証明でもあります。
でも、挑戦して失敗することで失われるものははっきり見えるのに対し、挑戦したことで得られるものははっきり見えません。前者はいま手にしているものであり、後者はまだ手にしていないからです。
短期的な合理性をとるか、長期的な合理性をとるか
だから、短期的な合理性を考えれば、挑戦しない人生を選ぶでしょう。ただ、いつもそうしていては長期的な合理性に繋がらないはずです。そして、その合理性には往々にして気づかないし、気づこうともしないでしょう。
なので、自分の夢や信念を貫いた結果としての挑戦という決断をしたならば、それだけでも賞賛に値することだと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.5.25記)