Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

【今日の一言メモ】・・・「薄皮を剥ぐ」のとは逆に、「薄皮を張り重ねる」ように毎日を過ごし、大きな成果に1ミリずつ近づく

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(画像出典元はこちら

「大器晩成」

「大器晩成」(たいきばんせい)とは、偉大な人物は、大成するまでに時間がかかることの例えですね。

鐘や鼎(かなえ=鍋状の器)のように大きな器は、簡単には作り上げることができないということから、すぐれた人物は時間をかけて実力を養っていくものなので、大成するまでに時間がかかるという意味です。

中国の春秋時代の思想家・老子が書いたと伝えられる書『老子・四一』に、「大器は晩成し、大音は声希く、大象は形無し(偉大な人物は大成するのが遅く、きわめて大きい音はかえってほとんど聞こえず、きわめて大きな形をもっているものは、かえってほとんど姿が見えない)」とあるのに基づくそうです。

昼が一番長い夏至の日が、一番暑くないのはなぜか?

小さい頃、不思議に思っていたことがあります。それは、夏至を過ぎてどんどん昼の時間が短くなるのに、どうして暑さが増してくるのだろうか、ということです。

昼の時間が一番長い夏至が1年でもっとも暑く、逆に夜が一番長い冬至がもっとも寒いのが道理ではないかと思ったわけです。長い間不思議でしたが、大人になってから知って納得したことは、大体次の通りです。

地面が太陽の日差しによって温められ、その熱が空気に伝わることで気温は上昇する。

晴れた日の最高気温も、太陽高度が最も高い (日射量が最も多い) 12時より1~2時間遅れて最高気温に到達する。

同じ理屈で、年間の最高気温も地面・空気が温まるまで時間がかかるので、太陽高度が最も高い夏至より遅れて最高気温が出現する。

特に、日本では夏の前に梅雨があり、この期間の実質日照時間が短いため、梅雨が明けてから本格的に地面が熱せられ、8月上旬にピークを迎える。

結果として、夏至から約1ヶ月半もずれ込んで真夏の暑さとなる。逆に、最低気温は温まった地面や空気が冷えきるまで一ヶ月弱かかるため、最低気温は1月上旬頃になる。

とまあ、こんな感じです。

何事も効果が現れるまでには時間がかかる

桜が開花するのは、近年3月下旬になりましたが、花の蕾を注意深く観察していると、真冬の寒い時期から徐々に開花の準備を始めていることが分かります。

真夏の暑さも、真冬の寒さも、日照時間の長短と時間差をおいて出現するわけです。そんな自然の摂理が教えてくれるのは、短兵急に結果を急いではいけないということです。

僕も含めて、人は皆すぐに結果を求めがちです。しかし、自然の営みを見習って、小さいことを少しずつ積み重ねていかないと、大きな成果を手にすることはできないことを理解し、納得する必要があります。

「薄皮を剥ぐように」という言葉がありますが、それとは逆に「薄皮を張り重ねるように」毎日を過ごしていきたいものです。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2023.6.22記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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