さて、今日は自分自身で「基軸」と呼んでいることについて書いてみたいと思います。「基軸」とは「自分自身の中に持つぶれない軸」という意味です。
「基軸」とは?
これまでブログで「座右の銘」「基本スタンス」「行動指針」等について書いてきました。それらがベースとなり自身の中心線を形作るのが「基軸」だと思います。
どんなことがあってもぶれない軸、という意味ですね。
「座右の銘」の一つに「変わらないでいるためには、変わり続けなければいけない」ということがあることは以前書きました。ここで言えば、良い状態を保つ、即ち「変わらないでいる」ためには、基本スタンスや行動指針が臨機応変に「変わり続けなければいけない」ということになります。
個人にとって「座右の銘」は生涯変わらないので、会社で言えば「経営理念」、「基本スタンス」「行動指針」は変化に応じて変えていくので、会社で言えば「経営ビジョン」「経営計画」と言ってもいいかもしれません。
「朝令暮改」は悪か?
イトーヨーカドーの創業者である鈴木敏文氏の著書に「朝礼暮改の発想」があります。朝令暮改、事業展開において、めまぐるしい時代に対応する姿勢として、柔軟に対応していく重要性を説いた内容ですね。
では、個人の生き方で「朝令暮改」と言った場合はどうでしょうか?どうも悪い意味で使われることが多いようです。
ちょうれい‐ぼかい 【朝令暮改】 – 国語辞書(大辞泉)
朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと。朝改暮変。
とまあ、辞書には載っているわけで普通は悪い意味に使われますよね。もともとは中国の故事で、法令や政令が朝に出されても夕方には変更されるのであてにならない、という意味だそうです。(Wikipedia)
法令や政令等が1日で変わったら混乱するし、誰も従わなくなると思いますが、個人の場合は「基軸」がぶれていない限り「アリ」だと思います。
気まぐれで指針やスタンスをコロコロ変えるのは論外として、懸命に試行錯誤してみて、その結果を判断してすぐにやり方を変えた方がいいと思えば変えてOKだと思います。それが例え1日の間に起こった事だとしても。逆に一度決めたことだからとそれに固執することは却って悪い結果を招くでしょう。
「ぶれない軸」さえしっかり持っていれば、それを取り巻く諸々についてはトライ&エラーを繰り返し、置かれた環境やその時の状況に応じて一番フィットするものに変えていくのがベストの選択だと思います。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!(^_^)
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(2014.1.28記)