現在この記事は、仕事でこれから富山に向かう羽田空港のラウンジで書いています。記事のアップは富山に着いてからになりそうです。
さて前回は、社会人版キムゼミ卒業生の合宿で得た気付き、「何かを失ったとき、まだ失っていないものの大切さに気づくことが大切」ということをご紹介しました。
今回は、3.11から丸3年を迎える直前に参加した合宿、そして3.11を過ぎて感じた思いについて書きたいと思います。
命の儚さと生き方
大震災のあの日、ほぼ一瞬で多くの尊い命が失われました。その日の地震発生直前まで、いつも通りの日常を元気に過ごしていた方の多くが・・・
否が応でも「死生観」というものを変えてしまう出来事だったと思います。老若男女、様々な人生があったと思います。また、生きながらえた方々も、その後の生活が一変する出来事であったでしょう。
今回、丸3年を迎えた様々な記念行事を見聞きすると共に、キムゼミ合宿で多くの若い方々の未来に向けた決意を聞いたことで、改めて感じるものがありました。
今ここで命が絶たれても後悔しない生き方
合宿のディスカッションの中で、参加者のお一人で山登りが好きな方がこう発言しました。
「山登りは山頂に到達することだけが目的ではありません。その途中で見える景色、見上げる青空と太陽、そうした一切合切全てが山登りなのです。」
確かに山頂に到達することだけが目的であるならば、極論ですがヘリコプターをチャーターして山頂まで飛び、そして帰ってくればいいわけです。
そうではなく、あれこれと登頂ルートを検討し、準備を重ね、途中天候の変化に対応し、一歩ずつ山頂を目指し、そして戻ってくる、という過程が大事なのですね。
人が生きるというのも同じだと思います。人生のゴールとして、ある到達点を目指したとします。しかし、そのゴールに到達せずに一生を終えたとしたら、その人の人生は意味が無かったことになるのでしょうか?
そうではないはずです。そのゴールを目指している過程の一つひとつが大切な一瞬であり、輝いていることが大事なことですよね。たとえ道半ばで息絶えたとしても、その人が「ああ、本当に好きで堪らないこと、やりたくて仕方がないことをすることができて幸せな人生だったな。」と思うことができたなら、その人は「人生の成功者」なのです。
年頭の記事で、新たな基本スタンスを決めたことをご紹介しました。今回のキムゼミ合宿に参加し、3年目の3.11を過ぎて、更にその感を強くしたのでした。
【基本スタンス】
「目指す最終目標は、ゴールに到達することではなく、ゴールを目指す過程で自分のベストを尽くすことだ。」
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さて、今日はここまでにして、明日に続けます。明日は金沢へ移動し、プロブロガーで尊敬する知人の立花岳志さんが主催するセミナーに参加してきます。
ではまた!(^_^)
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(2014.3.14記)