11/11(日)のカンファレンスが雨、17(土)のセミナーが大雨、そして23(金)のワークショップも雨と完全に雨男になってしまった富田(@KUNITOMY)です。
さて、今回の「シゴタノ!ブログメディア道場3」は1日だけのワークショップではなく、次のような3ヶ月間のスケジュールが組まれています。(以下、案内ページより引用)
- 月1回の合計3回のワークショップ(都内にて1回3時間程度)
- 週1回のメールマガジン
- ブログ記事への個別フィードバック
- 各自のゴール達成のための習慣形成支援とペースメイキング
- 受講者限定コミュニティでの相互支援
この3ヶ月間でブログメディアづくりに集中します。
受講生は次のような目的で参加しています。オンライン受講者を含めてMax10名という少人数の道場です。
- 自分がこれまでに真剣に取り組んできたことを世界にシェアしたい
- 伝えたいことはあるが、どのように伝えればいいのかわからない
- セミナーなんてやったことがない、こわい、でもやってみたい
- 会社員としての給料以外に収入を得る手段を持ちたい
- 「やるべきこと」以外に「やりたいこと」できちんとお金を稼げるようになりたい
- 電子書籍を出してみたい
- 将来的には商業出版も視野に入れたい
講師は以下の方々です。
- 大橋 悦夫 氏 「シゴタノ! 仕事を楽しくする研究日誌」主宰
- 佐々木 正悟 氏 ブログ「ライフハック心理学」主宰
- 松崎 純一 氏 ブログ「jMatsuzaki」主宰
松崎さんは、当方が10月に受講した「WordPressブログ構築セミナー」の講師をされていて、いわばブログのお師匠さんです。偶然松崎さんのブログでこの道場が開催されることを知り、今後の情報発信をどのように進めるか、暗中模索中の身として迷わず参加を申し込んだ次第です。
この道場が目指す最終ゴールは以下の通りと提示されました。
- 自分のホーム(グラウンド)を作る → ブログを中心に置く
- 大切な人に集まってもらう庭を造る → セミナー開催等
そして、3ヶ月間の流れは以下の通りになります。
>> 自分史作り
~コンテンツの素となる、昨日までの自分の歴史を綴り、今この瞬間を再定義する
>> 自分の軸を見つける
~自分史をもとにコンテンツの根幹となる「自分の軸」を見つけ出します
>> ブログ記事の量稽古
~自分の軸に沿って唯一人の愛読者に向けて渾身のコンテンツを作る
>> 実践的アウトプットテーマの設定
~ブログメディア道場の集大成
>> 卒業プレゼンテーション
道場スタートにあたり、受講者には「自分史」作成という課題が与えられました。ブログメディアには、自分という個性を色濃く反映させることが重要。そのため、まずは自分の歴史を注意深く紐解くことで「自分は何者であるか、どのように今の自分が醸成されたのか」を再認識し再定義するということです。
今回はワークショップの第1回。9時30分開始、12時終了で、その2時間半に以下の項目について、講義や実習、フィードバック、インタビューが行われました。非常に濃密な内容です。キャパの少ない当方の脳味噌を補うため、備忘録的に記してみたいと思います。
会場到着!
会場は地下鉄「明治神宮前駅」を降りてすぐ、ラフォーレ原宿からほど近いビルの6階です。この辺に来るのは10年ぶり位でしょうか。雨にもかかわらず朝から若者の姿が多い明治通りです。
会場に入ると、プロジェクタで大橋さん・佐々木さんのお馴染みのイラストが映し出されています。
参加人数が少数なのでこじんまりした部屋です。
9:30〜 大橋さんのご挨拶でスタートです。
9:40〜 スタッフ(3名)の方も含めて自己紹介(男性3名、女性2名)をしました。
* 名乗る
* 過去の私
* 現在の私
* 未来の私
10:00〜
課題 「◎◎の人か〜」と覚えて貰うこと
◎◎を見つけるコツ
* 毎日欠かさずやっていること
* 自分にとって当たり前のこと
* 自分のホームグランド
* 寝食忘れて没頭できること
* 偽物を見るとイラッとくること
10:10〜
3ヶ月間のロードマップについて (大橋氏)
◇ 自分史作成 → 個別にFeedBackを行う (〜12/9)
→ 一人ひとりに個別の課題をお出しします
* まずは「(自分の) 年表」から作成します
◇ 原始ブログ開始 (12/9〜)
→ 自分史をもとにブログの核心を固めます
* 自分は誰のために何を伝えたいか?
* そのための材料はどこに埋もれているのか?
* 何が自分にそうさせるのか?
◇ ブログ稽古 (12/22〜)
→ 核心に確信を持たせる
* 日々書いて頂くブログにFeedBackを差し上げます
* どんなFeedBackがくるのか?(スタッフぬまがさんより)
◇ 卒業プレゼン (1/26)
→ 確信を持って革新に旅立つ
* 「◎◎の人」を自信を持って名乗り、認知される
* 人が集まるホーム(グラウンド)を築く
* 周囲に振り回されず自分の核と軸を持つ
自分史の作り方 (大橋氏)
* バックボーンを確認する → 年表を作成
* 肉付けをする → 年表は埋めやすいところから埋めていく
* シェイプを固める → 埋めにくいところは深追いしない
* ハイライトを見つける → たくさん埋められたパートに注目する、各パートの共通点は何か、何に困っていたか、何に悩んでいたか?
用意して頂いた年表フォームをもとに、自分なりの年表を事前に作ってきました。恥ずかしい部分はモザイクかけてます。^^;
おすすめ参考書籍 「日記の魔術」表 三郎 著
10:20〜
「彼氏・彼女の作り方が人に聞けない理由」 (佐々木氏)
* ブログには、等身大をリアルタイムで、試行錯誤の中の発見を書く
* 本には、うまくいった結果を書くと売れる
* うまくいくロボットができる直前が一番面白い
* 誰が試行錯誤するか? あなた
* 他人の試行錯誤をコピペしても意味が無い
* 立花岳志氏著作「iPhoneダイエット」の価値
* 試行錯誤した人が書いている
* 試行錯誤することに意味があると分かること
* でも本にもブログにもテーマがいる
* やみくもに試行錯誤する人はいない
* 試行錯誤は何かのためにやること
* それがテーマ
* よほどの人で無い限り既に試行錯誤したことがあるはず
* 過去に試行錯誤したことがあれば、何かの目的のためにしようしたことであり、それがテーマとなる
* 未解決のままのテーマがあれば、それがブログのテーマになる
* だから自分史にテーマが見つかる
10:35〜
jMatsuzaki氏 インタビュー
* ブログを作ったきっかけは? → ネタをためるのはEvernote、アウトプットはブログ シゴタノ!を1年前に見てブログで発信するようになった
* 続ける上で支えにしてきたことは? → システム屋から音楽家への突破口 ある方が466日間連続ブログを更新したのを超えることを目標にした
* ブログ時間は備えの時間である → ブログは将来への投資の時間だと認識、日々雑多なことより1ランク上の位置付け、朝昼晩各30分ずつかけて1本書く
* 用意した時間をなぜきちんと使えるのか?
* プロフィールページについてコメント → jMatsuzakiの核心が書いてある、常に見直しメンテナンスを欠かさない、何かあるとここに立ち返る
(10:47〜10:55 休憩)
10:55〜12:10
ワーク 〜仮テーマ設定 (大橋氏)
「こんなテーマで書けるかも・・・」
* テーマ名
* 誰が読む?
* 何を伝える
* たとえば?
* 持ちネタすべてを盛り込まない
* 代弁・熱弁出来ることを選ぶ
* 代弁すべきだが代弁しすぎてもよくない → クレーマーとヒーローの境界線、例えばiPad批判 (宮崎駿氏)
受講者各人で用意された「ワークシート」に、自分が書けるかもしれないブログについて熱心にペンを走らせます。
そして、自分が書けるかもしれないテーマについて、順番に発表します。なるほど、と頷いたり、そのテーマを選んだ経緯についてとってもユニークな説明があったり、「それは裏ブログのテーマじゃね!」だったり、えらく盛り上がった時間になりました!(^_^)
それぞれの発表に対して、講師の方々から「本質はここにありそうだから、こうしてみれば・・・」「それはきっと心持ちがここにあると思うので、それを深めてみてはどうか・・・」等々、的確なフィードバックがありました。
そして、予定の12時を少し過ぎて、次回のワークショップに向けて「自分史」の提出期限は今月中であることを再確認して会場を後にします。
そして「ランチ会」へ・・・
都合がつかずにお一人は帰られましたが、講師・スタッフ陣、受講者でランチ会です。少し歩いたところのお店をスタッフの方が予約してくれていて、スムーズに席に付くことが出来ました。
お店 : パニーノテッカ『VIA QUADRONNO』(クアドローノと読むらしい・・・)
それぞれパニーニかラザニアのランチセットをオーダーして頂きました。
左から、松崎氏、受講者のHさん、Tさん。
左から、ワークショップでユニーク発言連発で場を盛り上げた(?) 受講者のIさん、スタッフのKさん。
すっかりくつろいだ雰囲気でお話が弾み、14時近くまでワイワイと楽しい時間が過ぎました。お店の前で解散。折角ここまで来たのだからと、スタッフのKさんと東急プラザ5Fの「AppBank Store」に寄って、iPhoneのケースを物色しましたが、これといった物がなく、雨の中若者でごった返す街を後にしました。
そして「自分史」のドラフトを作成・・・
「自分史」のドラフトを作成して提出しました。締め切り目指して仕上げます。「自分史」というと構えてしまいますが、「回想録 (妄想録?)」と思うと、なんだか書き連ねることができます。
脳味噌の引出しが次々と開いて、過去の1ページが目の前に広がる気がします。今回は、ドラえもんの「どこでもドア」が本当に欲しくなりました。^^;
次回のワークショップは年の瀬も押し詰まった12/22(土)になります。それまで皆さん、風邪ひかないように気を付けて参りましょう!
ではまた!
(2012.11.25記)