一昨日から、伊勢神宮参拝のため、鳥羽に宿泊しています。
伊勢神宮のおさらい
さて、今更ではありますが、伊勢神宮について、Wikipediaから引用してみます。
伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ <天照大御神>)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ) を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれる。
広義には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)を含めた、合計125の社宮を「神宮」と総称する。この場合、所在地は三重県内の4市2郡に分布する。
伊勢神宮は皇室の氏神である天照坐皇大御神を祀るため、皇室・朝廷の権威との結びつきが強い。
伊勢神宮 – Wikipedia
あまてらしますすめおおみかみ …
伊勢神宮に長年縁(ゆかり)のある方からのお話し
昨日は、最後に別宮の一社である「伊雑宮」にお参りしてきました。
Wikipediaで確認すると以下の通り記述されています。
伊雑宮(いざわのみや、正式名:伊雜宮)は、三重県志摩市磯部町上之郷にある神社。式内社(大社)論社で、志摩国一宮。
皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮の一社。度会郡大紀町の瀧原宮とともに、「天照大神の遙宮(とおのみや)」と呼ばれる。
その途中で、詳しいことはここに書けないのですが、伊勢神宮に長年縁(ゆかり)のある方からお話しを聞くことができました。
その内容が心に響いたので、ここに書き留めておきたいと思います。要約すると以下の通りです。
人間誰しも、煩悩はある。どんな高位のお坊さんであっても、煩悩からは逃れられない。
生きていくことは、辛く苦しいことの連続かもしれない。あれに惑い、これに悩み生きていくもの。
しかし、そうした煩悩を持てる動物は、人間だけだ。チンパンジーに煩悩はない。
そして、誰しも持っているのが煩悩である。だが、その煩悩について、悩み続けることはやめること。
「なやむ」とは「786」と書く。7から8へと進んでいるのに、なぜ6に戻ってしまうのか。
そうではなく、ナナヤーときたら、クー、トォー!と気合いを入れて進むのだ。「78910」である。
人間はいろんな苦労をしょいこむ。でも、その苦労を思い煩い、悩む必要はまったくない。
苦労こそが、人間を成長させ、成功させる原動力なのだ。
だから、苦労することが見えてきたら「よし!これで自分は成長できる!成功できる!」と信じて、喜々としてその苦労に取り組んだら良い。
どうか、この伊勢の地に身を置いたことを喜び、この時からそうした思いで強く生きて欲しい。
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以上です。どうでしょう?
素直に心に響いた言葉でした。7と8にせっかく進んだのに、なぜ6に戻ってしまうのか、気合いでクー、トォー!と進んでいくのだ、という言葉に奮い立つものを感じました。
自分の中に芽生えた小さな不安を、いたずらに大きくしてしまう悪い癖があります。そんな無意味なことをして、それでクヨクヨ悩んでどうするのでしょう。
この地にいる間、繰り返し心の中に問いかけ、一皮むけて帰りたい、と思った次第です。
「伊雑宮」からの帰りは、上之郷という無人駅から電車に乗り、鳥羽に戻りました。このような風景の中、ぽつんとある駅でした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2014.5.13記)