さて、最近よく目にする、というか、アンテナにひっかかる言葉に「伸び代」があります。
「伸び代」・・・いいですね。いろんな可能性を感じます。
「伸び代」とは?
では、伸び代とは辞書にどう記載されているのでしょうか?調べてみると以下の通りでした。
のび‐しろ【伸び代】
能力を出し切ってはいず、まだ成長する余地があること。「芸の―が大きい」
◆平成17年(2005)前後からスポーツ界で使われ、多方面に広がった。
(出典 : デジタル大辞泉)
のびしろ【伸び代】
① 金属などが折り曲げられる際に発生する伸び。また,その長さ。
② 転じて,組織や人間が発展・成長してゆく可能性の大きさをいう。
(出典 : 大辞林 第三版)
なるほど、成長する余地、成長する可能性の大きさを表しているのですね。
「平成進化論」で読んだこと
ところで、「平成進化論」という毎日配信されるビジネス系メルマガがあります。読んでいる方もいらっしゃると思います。
著者の鮒谷周二氏が、もう10年以上も毎日欠かさず配信されている、読者数20万人超という日本最大級のビジネス系メルマガです。昨日の配信は、3921号でした。
そのメルマガで、今年の2月3日に配信された3796号は、タイトルが「変わることを決意した人が、最初に味わう試練とは」でした。
その中で鮒谷氏は次のように述べています。
- 変わろうと決意した人が必ず通るのが、行動しても、変化が感じられず、抜け出す方策も見つからぬ、悶々とする期間。
- けれども、どんな人も、この期間を短縮することはできても、ゼロにすることはできない。
- むしろ「そういうもの」と思い、楽しむくらいの心境で、どっしりと腰を据え、倦まず弛まず試行錯誤を続けたいもの。
- なぜなら、試行錯誤の期間が長いほど、出口の見えない暗闇を抜けだした時の伸びしろが途方もなく大きなものとなるから。
- そして、最後のピースがハマった瞬間、世界が一気に動き出す感動体験が生涯忘れられないくらいに大きなものとなるだろう。
アラカンで味わう試行錯誤
富田は、今年3月で58歳になりました。還暦も近いということで、アラフォーならぬアラカンと言われる世代です。
そして、1年半ちょっと前に、以下のような行動指針を新たに掲げて、今日まで取り組んできました。
- これからどこにいても何をやるにしても、格好をつけたりせず「みっともなく、恥ずかしく、痛い」位の姿を晒し、試行錯誤していくことにしよう!
- 「挑戦 (チャレンジ) という言葉を「みっともなくジタバタあがくこと」と再定義しよう!
33年間の会社生活を経て、フリーランスとして独立起業して2年ちょっと。その間、過去の常識に囚われた自分を、どう変えていくか、「みっともなくジタバタとあがく」日々でした。
少し変えられたかな、と思ったり、まだ元に戻ってしまったり、と未だに試行錯誤が続いています。
あれこれ思い悩んだり、悶々としたり・・・
そんな時間が続くと、つい目の前のことで一杯いっぱいになってしまいます。
最近、SNSなどで「伸び代」という言葉がアンテナにひっかかるようになってきて、「そういえば…」と思い、検索してたどり着いたのが、上記「平成進化論」にある鮒谷氏の言葉でした。
なるほど、悶々としている自分を上空から俯瞰してみて、「まあ、そんなもんだよ。」と思い直し、楽しめばよいのだ、と思い直した次第です。
「50、60ハナ垂れ小僧、70、80働き盛り、90になってお迎え来たら、100まで来るなと追い返せ。」と言います。
ハナ垂れ小僧なら、当然「伸び代」も大きいはずです。
みっともなくジタバタとあがく試行錯誤の期間を大いに楽しみ、最後のピースがはまった瞬間の感動体験を味わえる日を待ちたい、そんなふうに考えた梅雨の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2014.6.9記)