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7月3日は「通天閣の日」!浪速の新世界界隈は「ビリケンさん」と共に懐かしい!

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アイキャッチ画像

さて、「今日は何の日?」シリーズ第14弾。

7月3日は、大阪市浪速区の新世界界隈の中心部に建つ通天閣が、1912年 (明治45年) に完成した日です。

10 通天閣

富田が、東京に本社がある会社に学卒新入社員として入社して5年目、営業マンとして初めて転勤を経験したのが大阪でした。

生まれてからこの方、東京で生まれ育った男が初めて一人暮らしを経験したのが、コテコテの浪速の世界だったのです。

カルチャーギャップの日々

さて、まだ30前の独身の身で一人暮らしを始めたのは、大阪と神戸の中間位の土地でした。そこから、大阪市内に通う日々が始まりました。

東京暮らししか知らない男が、いきなり浪速の世界に放り込まれて、毎日がカルチャーギャップの連続でした。

その頃の様子を、以前纏めた「自分史」から引っ張り出してみます。

まずは、関西の言葉には覚悟していたものの面食らう。

直属の上司は大阪南部の言葉である。南部には河内弁とか色々あるが、支店着任直後にその上司から「儂、自分と明日A社に行くからな。」と言われる。

???である。東京なら「僕は自分と一緒に・・・」となる。当たり前ではないか。しかし「自分」とは「お前」のことであった。

女子社員からは「この書類、直しといて下さい。」と言われる。

???である。東京の感覚だと「この書類壊れているので修理しておいて下さい。」である。別に書類はちゃんとしている。しかし「直す」とは「元の場所に戻す」のことであった。

大阪人の気質にもビックリする。前任者と引継の挨拶に客先に向かい、名刺交換すると、いきなり「お前、東京の人間やろ。儂、東京嫌いやねん。」と言われて、どう言葉を返していいのか、目がテンになる。

なんとか関西弁が喋れないかと悪戦苦闘したものの、女子社員に「富田さんの関西弁、変やから止めた方がいいわぁ。」と言われてあえなく撃沈。開き直って東京弁で通すことに。

しかし、大阪人は多くが腹蔵のない人であることが分かってくる。と同時に東京人の多くが如何に慇懃無礼であるかが見えてくる。

上記の「儂、東京嫌いや」と言っていた西川きよし似の得意先の人とは、後に一番仲良くなって、ポケットマネーで割り勘にして飲む仲になったほどである。

要するに物はハッキリ言うが、嘘がないのである。

まさしく住めば都です。最初の半年くらいは「東京の実家に帰る、大阪に行く」でしたが、いつの頃からか「東京の実家に行く、大阪に帰る」という感覚になったものです。

通天閣は浪速の文化を象徴している

さて、肝心の通天閣ですが、場所は浪速区の新世界界隈の中心部という、コテコテの浪速の中心部に建っています。

テレビドラマにも再三登場しているので、全国的に知られていることと思います。

そもそもは、1903年 (明治36年) に開催された、第5回内国勧業博覧会の会場跡地に、パリのエッフェル塔と凱旋門を模した初代通天閣が、1912年 (明治45年) にルナパークと共に建設されたとのことです。

 通天閣とルナパークを結んだ「ロープ・ウェイ」、1912年 (出典 : Wikipedia)


通天閣とルナパークを結んだ「ロープ・ウェイ」、1912年 (出典 : Wikipedia)

その後、第二次大戦中に金属回収のため撤去されてしまったのですが、1956年に現在の通天閣が再建されています。

再建されたのが、富田の生まれ年と一緒ということで、親近感を感じてしまいます。

5階の展望台には、足の裏を撫でると幸運が訪れるという言い伝えがある幸運の神様「ビリケンさん」の像が安置されています。

30 ビリケン

この界隈の雰囲気といい、まずはここを訪れないと浪速の空気を体験したことにはならないでしょう。

というわけで、我が人生で唯一、一人暮らしを経験した大阪時代を懐かしく思い出した7月3日の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2014.7.3記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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