Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

アンパンマンのマーチ の歌詞に秘められた思いは深かった

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さて、「今日は何の日?」シリーズ番外編です。

昨日8/30の夜から、日本テレビ系で毎年恒例の「24時間テレビ」が放映されています。今朝なにげなく見ていると、「アンパンマンのマーチ」の話題が画面に流れていました。

その歌詞を作詞したのは、漫画の作者である やなせたかし氏でした。そして、そのエピソードに引き込まれてしまい、今日はその内容をこのブログに残しておくことにしました。

やなせたかし という人

アンパンマンの作者である、やなせたかし氏は2013年10月13日、享年94歳で亡くなられました。

やなせ氏が人気漫画の「それゆけ!アンパンマン」を発表したのが1969年。

当初は、継ぎの当たったボロのマントを身にまとい、お腹を空かせた人には自分の頭を差し出して食べさせ、顔の無いアンパンマンが空を飛ぶが、エネルギーを失って失速する…というキャラクターで登場。

当初その内容から、評論家や保護者、教育関係者からバッシングを受けたとか。しかし、子供向けに書いた作品が、幼児層に絶大な人気を誇るようになっていったのです。

やなせ氏が、こうした困っている人を助ける、という地味なヒーロー像を作り上げたのは、自身の悲惨な戦争体験、そして、弟が徴兵され特攻隊に志願して22才という若さで戦死した、というとてつもなく悲しい出来事があったからだそうです。

当時、やなせ氏はインタビューでこう話しています。

「スーパーヒーローが怪獣を倒すような正義は書きたくない」
「一体、何が正義なのか」

「戦死した弟は、正義のために死んだと言われる」
「しかし、戦争は勝った方が正義なのだ」

「そんなことで簡単に逆転してしまうのは、正義ではない」
「普遍的な正義とは、困っている人を助けることだと、自分は思っている」

こうして、常に困っている人を助けるアンパンマンが誕生したのです。

「アンパンマンのマーチ」に込められた深い思い

アンパンマンのテーマソングには、次のような歌詞が登場します。

なんのために生まれて なにをして生きるのか
答えられないなんて そんなのはいやだ!

時は はやく過ぎる 光る星は消える
だから 君は行くんだ ほほえんで

子ども向けのアニメのテーマソングとしては、とても重い表現です。

そして、今日の「24時間テレビ」で初めて知りましたが、やなせ氏が最初に作詞したものは、更に重い表現だったのです。

現在、高知県香北町にある「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」には、やなせ氏直筆によるものが残されていて、最初の内容から赤字で現在の詩に添削された原稿用紙が展示されているとか。

誰もが聞いたことがある「アンパンマンのマーチ」。8月最後の日曜日に、改めてその歌詞に目を通してみるのもいいかもしれません。

そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも

なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!

今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで

そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも

ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!

忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも

そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ

ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで

そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな敵が あいてでも

ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2014.8.31記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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