さて、「今日は何の日?」シリーズ第127回をお送りします。
今から113年前の1901年12月10日に、第1回ノーベル賞授賞式が行われました。
12月10日はノーベルの命日
今日は、ノーベル賞の授賞式が行われます。日本からは、青色LEDの発明により物理学賞を受賞した赤崎勇終身教授、天野浩教授、中村修二教授のお三方が式に臨みます。なんだかこちらまで晴れがましいですね。
そんな12月10日は、スウェーデンの発明家・企業家でノーベル賞の創設者であるアルフレッド・ノーベルが、63歳の生涯を閉じた日です。
そのノーベルが、ノーベル賞設立のもととなる遺言状に署名した日が11月27日で、先月その由来をこのブログでアップしました。
11月27日は、1985年にアルフレッド・ノーベルがノーベル賞設立のもととなる遺言状に署名した日 | ITで第二の人生を切り拓く、シニア起業家ブログ
ノーベルがノーベル賞設立のもととなる遺言状に署名した日 …
そして、第1回授賞式が1901年に行われて以降、毎年ノーベルの命日である12月10日に、ノーベル賞授賞式が「平和賞」を除く5部門はストックホルム (スウェーデン) のコンサートホールで、「平和賞」はオスロ (ノルウェー) の市庁舎で行われているのです。
晩餐会で使われるカトラリーは日本製
授賞式終了後、ストックホルム市庁舎で、スウェーデン王室および約1,300人のゲストが参加する晩餐会が行われます。世界で最も混雑する晩餐会だとか…(^^;
そして、この晩餐会で使われるカトラリー (ナイフやフォークやスプーンなど) は、新潟県燕市の山崎金属工業という会社で作られているそうです。
なんでも、1991年にノーベル賞90周年事業の一環として、晩餐会に使う食器類をすべてスウェーデン製に置き換えようとしたのですが、カトラリーだけはその複雑なデザイン故に仕上げ研磨ができる技術が国内に無かったのです。
そこで、カトラリーのデザイナーが懇意にしていた日本の会社が、ハイグレードな研磨技術を持っており受注に至ったそうです。
ここでも、日本の技術力の高さが実証されていて誇らしいですね。晩餐会のニュースが流れたらカトラリーが映るかどうか注目してみます。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2014.12.10記)