さて、「今日は何の日?」シリーズ第129回をお送りします。
今から34年前の1980年12月12日に、日本の自動車生産台数が1,100万台を突破し、アメリカを抜いて世界一となりました。
輸出立国の牽引車だった自動車産業
1970年代に入って、日本国内で生産し海外に輸出することで自動車産業は大きく発展しました。
しかし、1980年代になって日本に盟主の座を奪われたアメリカと貿易摩擦が起こり、日本車の不買運動が広がったりしました。
そこで1980年代後半から、海外現地生産を進めて活路を開きました。2000年代に入ってからも健闘を続けていますが、中国が台頭してきています。
2013年のメーカー別自動車販売台数
2013年の実績を見てみると、日本のトヨタ・日産ルノー・ホンダ・スズキの4社が、世界シェアベスト10に入っています。全世界の販売台数が、8,539万台であるのに対し、4社合計では、2,500万台を超えています。
特に、トヨタが 998万台 を売上げて2年連続世界1位となっています。アベノミクスの恩恵を最も受けた企業の一つでしょうか。
1 (1) トヨタ 998万台 (2%)
2 (3) VW 973万台 (5%)
3 (2) GM 971万台 (4%)
4 (4) 日産・ルノー 826万台 (2%)
5 (5) ヒュンダイ 756万台 (6%)
6 (6) フォード 633万台 (12%)
7 (-) FCA 435万台 (3%)
8 (7) ホンダ 428万台 (12%)
9 (8) PSA 282万台 (▲5%)
10(9) スズキ 269万台 (2%)
(カッコ内は前年順位と増減率、▲はマイナス)
アベノミクスの是非以外の選挙争点は
最近の金融政策などにより、1ドル120円を超える円安になったり、年率換算のGDPが速報値でマイナス幅拡大という報道もありました。
700億円という国費を投じて実施する衆議院総選挙で、安倍政権が問うているのは「アベノミクスの是非」となっています。
政権に対して是非を問うのは、経済政策だけではなく原発再稼働問題、憲法改正の他、さまざまな課題があると思います。
自民党が掲げる「この道しかない」というキャッチフレーズに対して、野党各党は濃淡はあるものの「その道ではダメ」と言っています。
では、「どの道」を行くのか、その具体的対案となると、一部を除いて全く具体性に欠けているように思えてなりません。
自民党単独で、議席の2/3を占める情勢とマスコミが報じる中で、史上最低の投票率となることが懸念されています。
しかし、我々国民が意思を表明できるのは、投票所に足を運び、票を投ずることしかありません。
2日後に迫った投票日ですが、一人でも多くの人が投票所に足を運んでくれることを願ってやまない金曜日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2014.12.12記)