さて、「今日は何の日?」シリーズ第139回をお送りします。
今日はクリスマス・イヴですが、今から46年前の1968年12月24日に、NASAの有人月周回宇宙船「アポロ8号」が史上初の月周回飛行を実現しました。
アポロ計画における二度目の有人宇宙飛行
アポロ8号は、アメリカ合衆国のアポロ計画における二度目の有人宇宙飛行を成功させました。
1968年12月21日に発射され、地球周回軌道を離れて月を周回し、再び安全に地球に戻ってきた初の宇宙船となったのです。
アポロ8号は月に到達するまで3日かかりました。月周回軌道上では、20時間のうちに月を10周し、冒頭の画像にあるような月面から昇る地球を、史上初めて撮影しました。
こうして、人類として初めて (1) 地球周回軌道を離れ、(2) 地球全体を一目で見、(3) 月の裏側の様子を確認し、(4) 月において地球の出を目撃したわけです。
クリスマス・イブには飛行士たちが、「旧約聖書」創世記の最初の10節を朗読したそうです。
その様子はテレビで全米に中継され、当時のアメリカで史上最も高い視聴率を叩き出したとか。
8号の成功は、ジョン・F・ケネディ大統領が公約した「1960年代の終わりまでに人間を月に到達させる」という目標をアポロ11号が達成するための道を切り開いたのです。
宇宙から地球を、自分の目で見てみたい
当時、富田は中学1年生でした。このブログでも何度か書いていますが、生きているうちに自分の目で、宇宙から地球を見てみたい、という夢を持つようになった一つのきっかけが、アポロ8号であったと記憶しています。
当時の画像は、現在のデジタル画像のように鮮明ではありませんでしたが、それでも真っ黒な宇宙空間に浮かぶ青く輝く地球の姿に魅了されたのです。
他の惑星に行きたいなどとは露ほども思いませんが、美しい地球の姿全体をこの目に焼き付けたいと願ってやみません。
そして、この美しい地球の姿を、後世末永く遺していきたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた。
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(2014.12.24記)