Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

常識に囚われていないか、と常に自問していく年にする

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さて、昨日のブログで、朝の読書時間を増やすために、SNSの朝投稿とブログを連携させて時間を捻出するべくトライしていくことについて書きました。

今日は、「増やす」「減らす」以外に、何かを「始める」「やめる」判断基準として「常識に囚われていないか」ということを常に自問していく、という思いについて書くことにしました。

常識とは

まず、常識という言葉を Wikipedia で確認すると次のように記載されていました。

常識(じょうしき)は、社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと。また、客観的に見て当たり前と思われる行為、その他物事のこと。

1956年 (昭和31年) に生まれて、少年時代を「Always 三丁目の夕日」世代として育った身としては、日本の高度成長期と共に成長し、いつしか社会の常識にどっぷりと浸かっていました。

すなわち、いい学校を出て、いい会社に入り、結婚して子どもをつくり、住宅ローンを組んで郊外に家を買い・・・という人生設計がレールとして敷かれていたわけです。

それが、ホワイトカラーの家に生まれた子どもとして生きる常識でした。

そして、いつしか「常識」は、他人の目から見て当たり前の価値観であり、我と我が身を縛る縄と化していきました。

常識に抗って生き始める

大学を卒業して22歳で勤め出した会社に33年間勤め、あの東日本大震災が起きた年の3月末に55歳で早期退職、その翌年にフリーランスのITコンサルタントとして独立してまもなく3年が経とうとしています。

思えば、あの時から常識に抗って生きてきたように思います。(あくまで、自分なりにですが…)

フリーランスという生き方を選んだことは、以前勤めていた会社の同年代の人達から見れば、「リスキーだからやめておけよ」と思わず言いたくなる非常識な生き方だったと思います。

独立してからは、色々な生き方や考え方を、自分から見れば息子・娘の年代に相当するような若い人達から学んできました。

これも同年代の人達から見れば、「みっともないからやめておけ」と眉をひそめるような非常識な行動だったようです。

でも、新しい考え方は、自分より年上の人からはなかなか学べない環境でしたから、迷いはありませんでした。

そして今年・・・

そうしてこの4年近く過ごしてきたわけですが、55歳からまもなく還暦を迎えようかという年齢になってきて、悲しいかな保守的に無難に生きようとしている自分に気がつきました。

思考経路が、段々そうなってきてしまっているんですね。

そこで、今年は新しいことを始めるにしても、何かをやめるにしても、常識に囚われているんじゃないか、という問いを自分に投げかけることにしたのです。

「年甲斐もなく、みっともないんじゃないか」「今からチャレンジするにはもう遅いんじゃないか」と、ついつい心の声が呟きます。

その時に、それって常識に囚われてない?と問いかけるのです。もし、答えが Yes なら、考え直す必要があるでしょう。

おわりに

「常識」という言葉には、実は広い意味があると思っています。つまり、常識と言われていること全てを否定するわけではないのです。

レストランに行けば、テーブルマナーという常識があります。他にも、他人に迷惑をかけないために守らなければいけないルールという常識もあります。

こうした常識を表す表現で、自分にとって最もしっくりくる言葉が「プロトコル」です。

主に、外交儀礼を指す言葉ですが、現代では情報工学の世界で一定の規格を表すことにも使われるようになっています。

ちなみに、「プロトコル」を Wikipedia で調べると、次のように記載されています。

複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順等について定めたもの。日本語では「規定」「議定書」「儀典」などと意訳される。

というわけで、守るべき常識はきちんと守りながら、他人が決めた価値観に縛られ、その価値観のために生きることはやめて、自分らしく生きていこうということです。

お手本にしたいのは、尊敬している日野原重明さんです。1911年生まれの103歳、今でも聖路加国際病院名誉院長の他数々の要職を務めておられます。

日野原重明

100歳で Facebook を始められ、101歳の時には Facebook活用本を出版されるなど、その好奇心の旺盛さには頭が下がります。(「スマートシニア全員集合!! (fb新老人の会 本部)」という Facebookページも主宰されています)

日野原さんに、年甲斐もなくとか、みっともないなどと言うのは失礼というものです。

自分も日野原さんを見習って、好奇心を失わず大いに新しいことにチャレンジしていきたいと思っている次第です。

・・・・・・・
さて、長くなってしまいました。今日はここまでにしますね。
ではまた!
 

 
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(2015.1.4記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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