Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

“セレンディピティの日” に思うこと

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「今日は何の日?」シリーズ・ライト版です。

今日1月28日は、「セレンディピティの日」だそうです。

「セレンディピティの日」の由来

今から261年前、1754年1月28日に、イギリスの政治家にして小説家であるホリス・ウォールポールが、初めてこの単語を使った事がその由来とか。

セレンディピティ (serendipity) とは、彼が生み出した造語であり、彼が子供のときに読んだ『セレンディップの3人の王子(The Three Princes of Serendip)』という童話にちなんだものだそうです。

この言葉の持つ意味は、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指しています。

何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見する「能力」を指すのだそうです。

平たく言えば、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得て、幸運をつかみ取る能力ということになります。

失敗から何を学ぶか

科学の発展には、さまざまな失敗がつきものです。一つの仮説を立て、実験を経て検証していく作業にしても、何百回いや何千回失敗しても諦めずに探求した結果が成果となっていますよね。

iPS細胞の作製により、2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授の言葉が印象に残っています。

「実験が失敗したということは、うまくいかないことを証明したということであり、そのことが意味を持つ。」

また、なでしこジャパンの佐々木則夫監督の言葉も思い出されます。

「成功の反対は、失敗ではない。やらないことだ。」

「構えのある心」が大切

そうした失敗を含む数々の経験を経て培われる「構えのある心」(the prepared mind) がセレンディピティのポイントだといいます。

それは、フランスのルイ・パスツールの次の言葉に端的に表されています。

「観察の領域において、偶然は構えのある心にしか恵まれない」

日々の蓄積、積み重ねがあってこそ、ここぞという時にしっかり機会を捉えることができるわけですね。

・・・というわけで、大いにセレンディピティを養っていきたいと思った、水曜日の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2015.1.28記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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