さて、今日は「文化財保護法施行記念日」だそうです。
「文化財保護法施行記念日」の由来
今から65年前の1950年8月29日に、国宝や重要文化財の保護や文化の向上を目的とした法律「文化財保護法」が施行されました。
このことに由来して、1951年に制定された記念日です。
そもそも、この法律は1949年1月26日に起きた法隆寺金堂の不審火をきっかけに制定されたものです。
この時、重要な文化財である壁画が焼損し、その芸術的価値は永遠に失われてしまいました。
「文化財保護法施行記念日」に思うこと
7世紀末から営々と受け継がれてきた仏教絵画である壁画の焼損という、文化的損失はいかばかりのものなのでしょうか。想像もつきません。
形あるものはいつか消失する運命とはいえ、その原因が不審火 (放火) ということであれば、なんとも言えないやりきれなさを感じます。
私たちが先人から有形無形に受け継いできたものは、たくさんあります。東日本大震災で海外から賞賛された被災地の方々の規律正しい行動も、その一つといえます。
話が少し脱線しますが、自国民の批判の矛先を他国に向け続けさせることで、政府に対する批判をかわそうとするような国の姑息なやり方は、先人から様々なものを受け継いできた日本人であれば到底受け入れがたいことだと思います。
これからも、民度の高い日本人として矜持を持ち、生きていきたいものです。
そういった意味で、今日は文化財保護だけでなく、次世代に遺していくもの繋いでいくものを、大切に守っていくことの重要さを改めて考える日なのだと思いました。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.8.29記)