さて、今日は「演説の日」です。
「演説の日」の由来
今から141年前の1874年6月27日に、慶應義塾の三田演説館で日本初の演説会が行われたことが、その由来です。
「演説」という言葉は、慶應義塾を創設した福澤諭吉先生が仏教語をもとに作ったもので、この日の演説で福澤先生は「日本が欧米と対等の立場に立つ為には演説の力を附けることが必要」と説いたのです。
「演説の日」に思うこと
福澤先生は「演説の力を附ける」必要性を説いていますが、一朝一夕に身につくものではありません。
現代では、演説というと政治家を思い浮かべてしまいますので、スピーチといった方が分かりやすいですかね。
スピーチだけでなくいろいろな力を付ける、ということであれば、最近Facebookで目にした言葉を思い浮かべてしまいます。
それは、宮本武蔵が『五輪書 (ごりんのしょ) 』 水之巻の最後に記したという言葉です。
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
昭和の武蔵を自認していた極真カラテの創始者 大山倍達氏は、この言葉の「鍛」を「初心」、「錬」を「極み」と言い換えています。
「千日をもって初心とし,万日をもって極みとする」
千日は約3年、万日は約30年に相当します。
1日10時間をかけて、約3年の1,000日経つとちょうど1万時間になります。かの有名なマルコム・グラッドウェルの『1万時間の法則』(どんな才能や技量も、1万時間練習を続ければ“本物”になる) にも通じることでしょうか。
・・・というわけで、改めて継続していくことの大事さに思いを致している「演説の日」の朝です。
このブログも今日で543日連続更新になりますが、「初心」に至るまではまだまだ道遠しです。でも、まずは初心の域に達するまで頑張ります!(^_^)
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.6.27記)