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さて、今日の格言は、「渡る世間に鬼はなし」です。
「渡る世間に鬼はなし」とは?
世の中には無慈悲な人ばかりではなく、親切な人もいるという意味です。
世の中には鬼のように無情な人ばかりでなく、親切で人情に厚い人もいるということの例えですね。
同義の言葉に、「捨てる神あれば拾う神あり」があります。
アンパンマンの哲学
アンパンマンは、作者のやなせたかし氏が、1969年に発表した「それゆけ!アンパンマン」の主人公です。
当初は、継ぎの当たったボロのマントを身にまとい、お腹を空かせた人には自分の頭を差し出して食べさせ、顔の無いアンパンマンが空を飛ぶが、エネルギーを失って失速する…というキャラクターで登場したそうです。
その内容から、当時の評論家や保護者、教育関係者からバッシングを受けたとか。しかし、子供向けに書いた作品が、幼児層に絶大な人気を誇るようになっていったのです。
やなせ氏が、こうした困っている人を助ける、という地味なヒーロー像を作り上げたのは、自身の悲惨な戦争体験、そして、弟が徴兵され特攻隊に志願して22才という若さで戦死した、というとてつもなく悲しい出来事があったからだそうです。
こうして、常に困っている人を助けるアンパンマンが誕生したのです。
周りの人々のお役に立つことが、生きる道
やなせ氏が作詞した、アンパンマンのテーマソングを覚えていますか?
この中に、以下のような歌詞が登場します。
なんのために生まれて なにをして生きるのか
答えられないなんて そんなのはいやだ!
時は はやく過ぎる 光る星は消える
だから 君は行くんだ ほほえんで
子ども向けのアニメのテーマソングとしては、なかなか深い表現だと思いませんか?
僕は、「人生の成功者」を「好きで堪らないこと、やりたくて堪らないことをやり遂げた人」と定義しています。
その道を目指していくことが、困っている人たちのお役に立つことに繋がればいいな、と思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.8.31記)