Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

「嫉妬克服力」を付ければ、他人を羨む気持ちを、前向きのエネルギーに変えられる!

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(画像引用元はこちら)

さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)

前回は、手段を目的化せず、そもそもの目的を見失わないためには、「失敗力」を養うのも一法である、と書きました。

今日は、「失敗力」にも通じる「嫉妬克服力」を付けることで、負のエネルギーを前向きのエネルギーに変えられることを書いてみます。

高木美保選手の力の源は、姉への嫉妬心

ちょうど今、平昌オリンピックの熱戦が繰り広げられています。その中で、日本選手の銀メダル獲得第1号となったのは、女子スピードスケート1500mに出場した高木美保選手でした。

美保選手は、姉の菜那選手と二人で、平昌五輪の日本代表に選出されました。美保選手は、8年前のバンクーバー五輪の時、弱冠15歳で代表に選ばれましたが、姉の菜那選手は代表に選ばれませんでした。

それから4年後のソチ五輪で、今度は姉の菜那選手が代表に選ばれ、美保選手は選に漏れました。姉妹は、その間お互いのことを嫉み、そのことで苦しんだそうです。

でも、姉妹はその嫉妬心を前向きのエネルギーに変えて、今回の平昌五輪の代表の座を手にしました。

「嫉妬克服力」をどう付けるか?

高木姉妹のように、血を分けた家族が、同じスポーツ競技で五輪代表をかけて闘うライバルになる、といったケースは稀と思いますが、学校の部活で、レギュラーの座をかけて友人と競い合う、というのはよくある場面でしょう。

その時、ライバルが自分より優れた才能を発揮していたら、その才能に嫉妬すると思います。嫉妬は、人間であれば避けられない感情です。

では、その嫉妬心とどう向き合えばいいのか?

一番いけないのは、記憶に新しいですが、あるカヌー選手がライバル選手の飲料に禁止薬物を混入したような卑劣な行為です。

これは、追い詰められた時、誰にもバレそうにない機会が目の前に訪れた時、人間が誘惑に負けやすい、陥りやすい罠です。心の最も弱い部分が顕在化した例と言えます。

一方、4年前のソチ五輪で代表の選に漏れた高木美保選手の場合はどうだったでしょうか?

彼女は、ただ自分にできることを突き詰め、長い時間をかけて地道に愚直に肉体改造に挑んだのです。それは、1ヶ月や2ヶ月、半年や1年で結果が出るものではなかったと思います。

少しずつ、少しずつ積み重ねた結果が、今回の平昌五輪で花開いたと言えます。

今回は、日本の女子スピードスケート界で初の銀メダル獲得ということですが、1500m滑って、金メダルのオランダ選手との差は僅か0.2秒、距離にして約2mでした。高木美保選手は、既に金メダルに照準を合わせていることでしょう。

そんな高木美保選手のように、誰もが強い心を持てるわけではないと思いますが、嫉妬心を負のエネルギーではなく、自分の発奮材料として前向きのエネルギーに変える努力をすることはできると思います。

先日、韓国入りした羽生結弦選手が、空港に到着後のインタビューでしきりに次の言葉を口にしていたのが記憶に残っています。

「自分には、まだまだ伸び代がたくさんあると思う。」

他人を羨む嫉妬心を感じたら、それは「自分には伸び代が大いにある」と思うことにしてはどうでしょう?

フォーカスする相手を、他人ではなく自分に変えることが、「嫉妬克服力」を付ける第一歩だと思うのです。

 

さて、長くなりましたので、続きは次回に。

では、また!

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(2018.2.13記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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