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さて、今日7月25日は、「かき氷の日 (夏氷の日) 」だそうです。
「かき氷の日」とは?
かき氷のことを、夏氷 (なつごおり) とも言います。
7月25日の7.2.5でナツゴの語呂合せと、1933年 (昭和8年) 7月25日に、山形市で当時の日本の最高気温である40.8℃が記録されたことから、かき氷を食べるのにふさわしい日として、日本かき氷協会が制定した日だそうです。
かき氷の歴史は古く、史実上の記録としては、平安時代に清少納言『枕草子』の「あてなるもの」(上品なもの、良いもの)の段に登場しているそうです。
金属製の器に、氷を刃物で削った削り氷 (けずりひ、文中では「けつりひ」) に、蔓草の一種である甘葛 (あまかづら・あまづら、蔦の樹液または甘茶蔓の茎の汁)をかけたとして、「削り氷にあまづら入れて、新しき金鋺 (かなまり) に入れたる」と記述されているとか。
当時のかき氷は小刀で削るもので、特権階級しか口にできないものだったようです。
74年間破られなかった山形の最高気温の記録
今から85年前の今日、山形市で40.8℃の気温が記録されたのですね。この記録は、その後2007年まで74年間、破られませんでした。
2007年に、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市が塗り替え、それを2013年に高知県江川崎 (四万十市) が追い抜きました。そして、2018年に熊谷市がまたも新記録を樹立しました。
74年間守られた記録が、その後は6年後、さらに5年後に更新されたことになります。記録更新のペースが早まっていますね。この夏の暑さを思えば、すぐにまた記録が更新されてもおかしくありません。
現在、気象庁は35℃以上の猛暑日が見込まれる日を中心に「高温注意情報」を発表して、熱中症に十分注意するよう呼びかけていますが、連日救急搬送される方は後を絶たず、亡くなられた方も多くおられます。
「高温警報」と避難所設置が必要では?
総務省消防庁の発表によると、7月16日~22日の1週間に熱中症で救急搬送された人が、全国で2万2,647人 (速報値) に達しています。週単位の搬送者数は、統計を取り始めた2008年以降、最多となっており、死者数も65人 (同) で、過去最多だったそうです。(こちらの記事参照)
国・自治体は、異常な暑さを大規模自然災害並みにとらえ、「高温注意情報」ではなく「高温警報」を発し、高温からの避難所を設置するぐらいの対策を考えた方がいいかもしれません。このまま手をこまねいていると、お年寄りや小さな子ども達の犠牲者が増えかねません。早急な手立てが必要になっていると思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.7.25記)